証券会社コールセンターの仕事内容とは?向いている人も紹介
2025/10/17
- 業界知識・業界別トレンド
証券会社のコールセンター求人には、口座開設や金融商品の案内を行うアウトバウンド(発信)と、口座開設手続きに関する質問や商品やサービスのお問い合わせ対応を担当するインバウンド(受信)の2種類の業務があります。
証券会社のコールセンターでは、扱う情報がお金に関わるため、他の業界よりも対応の正確さが求められるため、その分、時給は高めに設定されていることが多いです。
この記事では、証券会社のコールセンター求人の仕事内容や特徴について、くわしく解説していきます。
証券会社コールセンターは未経験の方におすすめの仕事です
証券会社のコールセンターは、未経験でも挑戦できる求人が多く、勤務を通じて金融知識やスキルを身につけることができます。高時給で効率よく稼ぎたい方や、数字や金融商品に興味がある方は、ぜひ一度求人をチェックしてみてください。派遣会社ウィルオブ・ワーク(通称:ウィルオブ)では経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたに合った職場選びをサポートします。
証券会社のコールセンターの仕事内容とは?
証券会社のコールセンターでは、幅広い業務を担当します。それぞれの仕事内容をくわしく見ていきましょう。
口座開設などに伴う書類や手続きに関する問い合わせ対応
証券会社で口座開設を希望するお客さまから、必要書類や提出方法、手続きの流れについて問い合わせを受け、案内します。
不備があると口座開設ができず取引開始が遅れてしまうため、正確かつ丁寧な説明が求められる業務です。
株価の照会や受発注対応
株価照会
株価や市場動向に関するお問い合わせに対応します。
自動音声サービスで確認できる場合もありますが、より正確で迅速な情報を求めるお客さまにはオペレーターが直接電話で対応します。
受発注対応
株式や投資信託などの注文を受け付ける業務です。
事前に口座へ買付け代金が入金されているかを確認し、条件に問題がなければ注文を受け付けます。
正確さと迅速な判断が求められる業務です。
取引画面の操作方法に関する問い合わせ対応
取引画面の操作方法に関するお問い合わせは非常に多く、特に年配のお客さまからの質問が目立ちます。
電話越しで操作手順をわかりやすく説明することが、オペレーターの重要な役割です。
自社取り扱い商品やサービスに関する営業
新商品や新サービスが登場した際には、既存のお客さまへの電話営業を行うこともあります。
契約が成約するとインセンティブが入る場合もあり、やりがいを感じやすい業務です。
証券外務員資格の取得って難しい?
証券外務員という言葉自体からして、難しい感じがしてしまいますよね。
試験内容は、選択式の試験となります。
証券外務員一種という試験は、分厚いテキストを何度も読み込んでテストに臨む必要がありますが、二種の試験はそれほど難しくはありません。
業務によっては二種の資格で対応できる場合も多いので、求人をチェックしてみてください。
たとえ今は資格がなくても、多くの職場では入社後の研修期間中に資格取得をサポートしてくれる体制が整っていますので「資格がない」という方も安心です。
証券外務員資格とは?
証券外務員資格とは、銀行や証券会社で金融商品の取引を行うために必要な資格です。
この資格は、日本証券業協会が実施する試験に合格することで取得できます。
外務員資格には、一種外務員と二種外務員の2種類があります。
資格を取得すれば、金融商品の法令・諸規則や商品に関する知識を備えていると認められ、試験合格後に銀行や証券会社で外務員登録を行うことで、外務員として働くことができます。
一種外務員と二種外務員の違い
| 資格の種類 | 扱える金融商品 | 特徴 |
| 一種外務員 | 現物株式、信用取引、デリバティブ取引などすべての有価証券 | 高リスク商品も含む、業務範囲が広い |
| 二種外務員 | 現物株式のみ | 高リスク商品は扱えない、一種より業務範囲は限定的 |
証券外務員資格の取得難易度
2024年度の外務員試験の合格状況は以下の通りです。
| 資格の種類 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
| 一種外務員 | 6,903人 | 5,038人 | 73.0% |
| 二種外務員 | 4,268人 | 2,751人 | 64.5% |
数字を見ると、決して難易度は高くないことがわかります。
ただし、一種外務員試験では、二種では出題されない「オプション」や「デリバティブ」といった範囲が加わるため、二種よりも幅広い知識の習得が必要です。
出典:https://www.jsda.or.jp/gaimuin/shiken.html
未経験から始める証券外務員資格取得のステップ
証券外務員資格は、金融知識がなくても段階を追って学習すれば無理なく合格可能です。初めての方におすすめのステップは以下の通りです。
ステップ1:試験範囲と出題傾向を把握
- 一種・二種それぞれの試験範囲を確認
- 配点の高い分野やよく出題されるテーマを押さえ、効率的な学習計画を立てる
ステップ2:基礎知識を参考書で習得
- 市販の参考書を使い、金融商品や法令・規則の基本を理解
- 未経験者でも理解しやすい、図解や解説付きの本がおすすめ
ステップ3:問題演習で理解を定着
- 過去問や問題集で繰り返し練習
- 間違えた箇所は重点的に復習して知識を定着
ステップ4:模擬試験で実践力チェック
- インターネット上の無料模擬試験を活用
- 試験形式に慣れることで、時間配分や解答の流れもスムーズに
ステップ5:重要ポイントの暗記で仕上げ
- 配点の高い分野や頻出事項を重点的に暗記
- 7割以上の得点を目標に、効率よく最終チェック
証券会社のコールセンター求人で身につくスキル
証券会社のコールセンターで働くことで、以下のようなスキルを身につけることができます。
高度な金融知識
株式・投資信託・債券など、さまざまな金融商品の仕組みや特徴に関する知識が身につきます。
業務を通じて日々の市場動向にも触れるため、仕事だけでなく自身の資産運用や家計管理にも役立てられるのが大きな魅力です。
計数スキル
注文の受発注や残高確認など、日常的に数字を扱う業務が多いため、正確かつ素早く計算する能力が自然と身につきます。
瞬時に数値を読み取り判断する力は、他業種でも活かせるスキルです。
コミュニケーションスキル
お客さまの質問や要望を正確に聞き取り、専門的な内容をわかりやすく伝える力が身につきます。
また、クレーム対応などを通じて、相手を不快にさせない話し方や気配り・傾聴力も磨かれるため、どんな職種でも役立つスキルです。
証券会社のコールセンターで働くメリット
時給が高い
金融業界ならではの高めの時給設定が多く、短時間勤務でもしっかり稼ぐことが可能です。
特に、夜間や繁忙期などのシフト勤務では時給がさらにアップすることもあり、効率よく収入を得たい方におすすめです。
金融知識が身につく
株式・投資信託・債券など、幅広い金融商品について実務を通して学べるのも魅力です。
知識を深めることで、将来的に営業職や資産運用アドバイザーなどへのキャリアチェンジにもつながりやすく、スキルアップを目指したい方にも向いています。
コミュニケーション力の向上
お客さまに専門的な内容をわかりやすく伝える力や、トラブル時の冷静な対応力が自然と身につきます。
特に、クレーム対応を通じて「相手の立場に立った対応力」や「言葉選びの精度」が磨かれるのは大きなメリットです。
証券会社のコールセンターで働く大変さ
業務の正確性が求められる
証券取引に関わる情報は非常にシビアで、数字や手続きの誤りは許されません。
口座情報や取引注文など、ミスが大きな損失につながる可能性があるため、書類やシステム入力を扱う際には常に高い正確性が求められます。
対応内容の難易度が高め
お金を扱う業界のため、お問い合わせ内容も複雑です。
口座開設手続きや注文の受発注、商品の特徴に関する質問など幅広い知識が必要とされます。
また、操作方法の案内や投資商品の説明など、初心者には一見難しく感じる対応も多く、専門知識と丁寧な説明力が求められます。
証券会社のコールセンターに向いている人
数字を扱うのが得意な方
口座開設手続きや受発注対応など、取引に関わる業務では金額や株数などの数字を正確に扱う能力が求められます。
小数点や単位の間違いが許されない場面もあるため、計算ミスなく迅速に処理できる方は業務をスムーズにこなせます。
金融知識や情報の学習が好きな方
証券会社は金融商品や市場の情報が日々変化するため、新しい商品や制度、株価の動向などを積極的に学ぶ姿勢が重要です。
未経験でも、興味を持って学習を続けられる方は、お客さまへの説明力や提案力が高まり、信頼を得やすくなります。
聞き上手でコミュニケーションが得意な方
電話での対応が中心となるため、お客さまの質問や要望を正確に把握し、わかりやすく説明するスキルが求められます。
特に、年配のお客さまや投資初心者にも安心して利用してもらえる対応ができる方は重宝されます。
高い時給を目指したい方
金融業界ならではの高時給やインセンティブ制度があるため、スキルを活かしながら効率よく稼ぎたい方に向いています。
また、経験を積むことで管理職や営業職へのキャリアアップも可能です。
証券会社のコールセンターに向いていない人
証券会社のコールセンターはお客さまのお金に関わる業務であるため、正確性や知識が求められます。そのため、以下のような方は向きにくい傾向があります。
細かい業務が苦手な方
証券会社のコールセンターでは、細かいルールや手順を正確に守ることが求められます。
数字や手続きの誤りは業務に直結するため、細かい作業が苦手な方はミスにつながりやすく、業務に支障をきたす可能性があります。
勉強が苦手な方
金融商品や証券に関する知識は日々変化します。
お客さまの方が知識豊富な場合もあるため、積極的に学習しない方は、適切な対応が難しくなります。
よくある質問
最後に証券会社のコールセンター求人に関してよくある質問を紹介します。
証券会社のコールセンターの仕事内容を教えてください
口座開設などに伴う書類や手続きに関するお問い合わせ対応や株価の照会や受発注対応といったものがあります。
証券会社のコールセンターの仕事に向いている人を教えてください
数字を扱うのが好きな方、聞き上手な方などがあげられます。
また常に金融業界の知識をアップデートしておくことが必要なため、金融情報などについて学ぶのが好きな方もおすすめです。
証券会社のコールセンター求人で働くメリットを教えてください
証券会社のコールセンター求人で働くメリットは時給の高さと金融知識が身につくことです。
まとめ
今回は証券会社のコールセンター求人について紹介しました。
資格を取得できるだけでなく、実生活でも活用できそうなスキルが身につくことが分かりましたね。
証券会社のコールセンターで働いてみようかと興味を持ちましたら、ぜひウィルオブへ登録してみてください。
専門のスタッフがあなたのお仕事でのご要望を伺い、ぴったりの求人をご紹介します。
今の仕事や今後について悩まれている方はウィルオブにご相談ください
「証券会社のコールセンターで働いてみたい」と思った方は、ぜひウィルオブに登録してみてください。経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたの希望条件やスキルに合わせてぴったりの求人をご紹介し、安心して就業できるようサポートします。
Writer編集者情報
-
コネワク編集部
WILLOF(ウィルオブ) コネワク編集部です。
当メディアは、コンタクトセンターやオフィスワークで「自分に合った働き方を見つけたい」「スキルを活かしてキャリアアップしたい」と考える方を応援する情報サイトです。
編集部は、コンタクトセンター・オフィスワーク業界に14年以上携わってきたメンバー2名で構成されています。カスタマーサポート現場での勤務経験や、求職者を支援してきたキャリアアドバイザーとしての実績をもとに、リアルで信頼できる情報をお届けします。

