テレアポのバイトはきつい？コールセンターでの仕事内容や働く上でのコツなど解説

テレアポは、コールセンター業務の一つでアルバイトから始められるので興味がある方は多くいます。

しかし、電話をかける仕事なのでお客様に断られることが多く、きついと感じる方は少なくありません。

この記事では、テレアポの仕事やアルバイトから始めるコツ、テレアポで働くメリットとデメリットなどを解説していきます。

これから挑戦するか悩まれている方は、テレアポに向いている人の傾向も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

テレアポの仕事とは

最初にも話しましたが、テレアポはコールセンター業務の一つでテレフォンアポインターを略した言葉です。

顧客の新規獲得やアポイントをとることがおもな業務なので、断られることが多い大変な仕事です。

しかし、会社によっては必要不可欠な仕事なので一年を通して求人はありますし、基本的なビジネスマナーができていればアルバイトからでもテレアポに挑戦することができます。

2種類のテレアポ業務

テレアポには、2種類の働き方があります。

それは、企業に営業電話をかける業務と一般家庭に営業電話をかける業務です。

どちらも営業電話ではありますが、電話をかける先が企業か一般家庭かで業務の流れが変わります。

どのような違いがあるか、業務の流れを参考に見ていきましょう。

企業に営業電話をかける場合

 （４）の後は、別の営業担当者がアポイントを取った日時に企業へ直接うかがいます。

一般家庭に営業電話をかける場合

 （３）の後は、別の営業担当者がアポイントを取った日時に一般家庭へ直接うかがいます。

必要な資格

テレアポで働くために必要な資格はないので、安心して挑戦することができます。

面接でも重視されることは、話し方や協調性などの基本的なコミュニケーション能力の部分なので、はっきりと相手が聞き取りやすい話し方を意識しましょう。

もし、少しでもテレアポについて知っておきたい方は、コールセンター業務におすすめの以下資格の取得がおすすめです。

• コンタクトセンター検定試験
• CSスペシャリスト検定
• 電話応対技能検定　など

まずは資格を取得せず挑戦するのもおすすめですが、電話対応のスキルが身につくので転職前に取得してしまうのも良い方法なので検討してみてください。

テレアポの時給

コールセンター業界は、ほかの業界に比べて時給が高めに設定されていることが多い傾向があります。

これは、テレアポでも同じだといえます。

2023年6月22日時点でタウンワークが発表しているテレアポの平均時給では、テレアポのアルバイト・パートの平均時給は1421円で全国最低賃金の平均額1004円を上回っていました。

また、コールセンター・テレオペの平均時給は1308円なのでコールセンター業界の中でも高めに時給が設定されているといえます。

働き方によってはさらに高い時給を目指せるので、テレアポで高い時給を希望する方は転職エージェントなどで相談しながら探すのもおすすめです。

テレアポで身につくスキル

営業電話をかけるテレアポは、顧客との連絡は電話がほとんどなのでビジネスマナーやコミュニケーション能力が自然と身につきます。

とくに、電話対応や営業スキル、正しい言葉遣いなどは幅広い業界で必要となるスキルです。

ビジネスマナーや言葉遣いに不安がある方は、働きながらスキルを身につけられるテレアポに挑戦することを検討してみてください。

テレアポで働くメリットとデメリット

働く前に、テレアポのお仕事にはどんなメリットやデメリットがあるのか、しっかり把握しておきましょう。

メリット

コールセンター業務は、ビジネスにおいて大切なビジネスマナーを習得することができます。

電話をかける際は、お客様に対しての話し方を気にしなければなりませんし、質問された際も分かりやすい言葉で受け答えしなければなりません。

とくにテレアポは、電話営業の仕事ですので、会話を通して交渉力も向上していきます。

全く知らない人に、自社の商品やサービスについて説明して興味をもっていただくことができ、それが販売につながったときの喜びは大きいものです。

そして、なによりもビジネスマナーを仕事場で学べることは、大きなメリットだと言えます。

デメリット

テレアポの仕事は電話営業なので、人から嫌がられることがあるため電話で文句を言われてしまうこともあります。

会社のために仕事を行っているのにお客様に文句を言われてしまうのは、正直なところきついと感じる方は少なくありません。

しかし、電話営業という仕事である以上、お客様にとって興味のない広告は喜ばれませんので仕方のないことです。

その点に関しては、仕事として受け流す必要があります。

自分なりにストレス解消法や受け流し方などを工夫し、なるべく負担がかからないような働き方を目指しましょう。

テレアポに向いている人の傾向

メリットデメリットだけでなく、自分がテレアポに向いているかも転職を検討する要素の一つになります。

ここで紹介する傾向がすべてではなく、向いていないとしても苦手をカバーするための工夫や意識して鍛える努力をすることで長く働くことができます。

転職に悩まれている方は、自分が働く方針を決めるときの参考にしてください。

人と話すことが好きな

テレアポは営業電話ではあるものの、人と話すことに変わりありません。

そのため、人に説明をしたり話したりすることが好きな方に向いている傾向があります。

コミュニケーション能力がある

相手に企業の商品やサービスの紹介や販売をするので、コミュニケーション能力があると説明することへの抵抗は少ないといえるのです。

人と話すことが好きと似ていますが、コミュニケーション能力は人との関係を築くためにも必要な能力なので、テレアポに向いています。

気持ちの切り替えができる

「デメリット」でも話したように、文句を言われることもあるのでストレスが溜まったり落ち込んだりする方はいます。

そのため、気持ちを切り替えて落ち込みすぎないようにしていくことが大切です。

また、休日には仕事のことを考えずしっかり休むのもストレスを軽減させる対策になるため、自分なりの工夫をして精神的なケアをしていきましょう。

ビジネスマナーを身につけたい

「テレアポで身につくスキル」でも軽く紹介をしましたが、テレアポではビジネスマナーが身につくため関心が高い職種だといえます。

また、企業によっては敬語やビジネスマナーなどの基礎を研修しているところもあるため、自身がない方も安心して働けますよ。

テレアポで働く５つのコツ

アルバイトだったとしても、テレアポで活躍できれば時給が高い求人も目指せます。

ここからはテレアポで働くときのコツを5つ紹介するので、ぜひ参考にしてください。

要件は10秒で伝える

要件は、相手に伝わりやすいように簡潔にまとめましょう。

最初の説明が長いと断られる確率が高まるため、目安として10秒くらいで自分が誰でなぜ電話したかを伝えられるとベストです。

結論から話すこと、簡潔に伝えることで相手も理解がしやすく会話を繋げやすくなります。

相手の話をしっかり聞く

企業の商品やサービスを伝えなければならないと意気込んでしまい、相手の話を聞かずに一方的に話してしまう方もいます。

一方的な話は相手を不快にさせる要素の一つといえるため、相手の話もしっかり聞きましょう。

相手の話を聞くことにより、何を必要としているかも聞けることもありますよ。

伝えたいことはわかりやすく伝える

どれだけ良い商品やサービスを提案していても、その説明が長すぎたりまとまりがなかったりすると相手に伝わりません。

何を伝えたいかを明確にして「要件は10秒で伝える」でも話したように10秒ほどにまとめ、わかりやすく相手に伝える努力をしましょう。

企業によってアピールしたいことが違うため、研修やマニュアルなどを確認して自分の中でもしっかりと理解をしておくことが大切です。

ミスは次に活かす

仕事をしていると、ミスをしてしまうことはあります。

テレアポでも同じく、ミスをしてしまったときは落ち込むだけでなく次にどう活かせるかを考えることをおすすめします。

失敗したときと同じ状況が来たとき、どのような対応をすれば良いかを考えておくことにより、同じ失敗を繰り返さなくなります。

これはテレアポ以外の仕事でも役立つことなので、習慣づけていきましょう。

体調管理をしっかり行う

テレアポは座り仕事が多いため、体調管理の必要がないように思われる方もいます。

しかし、実際は座っている時間が長いことで腰が痛くなったりむくみがひどくなったりと体に悪影響を与えることがあるのです。

ほかにも、ずっと話していて喉を痛めたり、お客様から文句やクレームを言われて落ち込んだりする可能性もあります。

長く働くためにも心身のケアを行い、普段から体調管理を心がけてください。

よくある質問

ここからは、テレアポで働くときによくある質問を紹介していきます。

バイトでもテレアポの仕事はできますか？

テレアポは性別や年齢に関係なく働けますし、特定のスキルや資格なども必要ないのでアルバイトからでも働けます。

服装や髪型の制限もほかの職種に比べると自由度が高く、シフト調整もしやすいことから、時間を調整しつつ働きたい方に向いています。

テレアポの仕事については、こちらの「テレアポの仕事とは」でも解説しているので参考にしてください。

未経験から始めるときの注意点はありますか？

アルバイトやパートに関係なく、未経験から始める場合は企業の商品やサービスについて理解を深め、相手に伝えたいことをわかりやすく話すことを心がけることが大切です。

たとえば、伝えたいことを明確にして要件を10秒ほどにまとめる、相手の話をしっかり聞くなどのすぐにでもできる対策から始めてみましょう。

さらに、こちらの「テレアポで働く5つのコツ」ではくわしく解説しているので、テレアポの仕事に自信がない方は確認しておきましょう。

まとめ

結論を言えば、テレアポの仕事は営業電話のため怒られたりクレームなどを言われることもあるのできついと感じることはあります。

しかし、必須となるスキルや資格がないのでアルバイトや未経験からでも始められ、正しい敬語やビジネスマナーが身につくおすすめの仕事です。

しかし、相手に対して失礼な言葉や態度をとると企業に悪影響を与えるので、研修やマニュアルを確認しておく必要があります。

ほかにも気をつけることはありますが、短時間勤務やシフト調整がしやすいテレアポはアルバイトで働きたい方に向いているので、気になる方は挑戦してみてください。