派遣で働くメリットやデメリットは?他雇用形態との違いも解説
2026/02/24
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未経験からオフィスワークの求人を探していると、「派遣」という働き方を目にする機会も多いのではないでしょうか。
「派遣は不安定なのでは?」「収入や将来性は大丈夫?」「結婚や出産後も続けられるの?」と、不安や疑問を感じる方もいるかもしれません。
本記事では、派遣社員の仕組みや正社員・契約社員・アルバイト(パート)との違い、働くメリットや事前に知っておきたい注意点について整理します。 派遣という働き方の特徴を理解し、自分に合った選択肢かどうかの判断材料としてお役立てください。
派遣社員とは?

派遣社員とは、雇用契約を結ぶ会社(派遣会社)と、実際に働く会社(派遣先企業)が異なる働き方です。
派遣社員は派遣会社と労働契約を結び、給与の支払いや社会保険の手続き、有給休暇の管理などは派遣会社が行います。
一方で、実際の勤務先は派遣先企業となり、日々の業務内容や仕事の進め方についての指示は、勤務先である派遣先企業から受ける仕組みです。
派遣社員として働くには、まず派遣会社へ登録し、希望条件に合った仕事の紹介を受けます。また、労働者派遣法に基づいて運営されており、就業条件や待遇、労働者の保護に関するルールが定められています。
※参考:労働者派遣制度の概要及び改正経緯
派遣社員の種類
派遣社員には、「登録型派遣(有期雇用派遣)」「紹介予定派遣」「常用型派遣(無期雇用派遣)」の3種類があります。働き方や契約の仕組みが異なるため、それぞれの特徴を押さえておきましょう。
登録型派遣(有期雇用派遣)
登録型派遣は、派遣会社に登録し、仕事が決まったときに雇用契約を結ぶ働き方です。
有期契約のため、派遣先での勤務期間が終了すると雇用契約も終了します。一般的に「派遣」と聞いてイメージされるのは、この登録型派遣を指すことが多いでしょう。
紹介予定派遣
紹介予定派遣は、派遣先企業での直接雇用を前提とした働き方です。
最長6ヶ月間派遣社員として働き、企業と本人が適性や働き方を確認したうえで、双方が合意すれば直接雇用契約を結びます。
直接雇用後の雇用形態は、必ずしも正社員とは限らないため、事前に派遣会社に確認しておきましょう。
常用型派遣(無期雇用派遣)
常用型派遣(無期雇用派遣)は、派遣会社と無期限の雇用契約を結び、派遣先企業で勤務する派遣形態です。
雇用契約が続いている間は、派遣先が決まっていない待機期間中も原則平均賃金の6割以上の「休業手当」が支給されます。詳細は、「無期雇用派遣とは?正社員との違いやメリットをわかりやすく解説」をご覧ください。
正社員・契約社員・アルバイト(パート)との違い
派遣社員は、正社員・契約社員・アルバイト(パート)と比べて、働き方の仕組みや雇用関係が異なります。主な違いについて、項目ごとに整理しましょう。
| 雇用形態 | 派遣社員 | 正社員 | 契約社員 | アルバイト(パート) |
| 雇用主 |
派遣会社 |
就業先の企業 |
就業先の企業 |
就業先の企業 |
| 就業日数・就業時間 |
契約による |
フルタイムが多い |
契約による |
契約による |
| 雇用期間 |
原則、有期雇用 |
無期雇用 |
有期雇用 |
有期雇用 |
| 福利厚生・保険 |
派遣会社の制度が適用 |
就業先企業の勤務条件による |
就業先企業の勤務条件による |
就業先企業の勤務条件による |
関連記事:派遣とアルバイトの違い|派遣が初めての方向けにわかりやすく解説
派遣社員と正社員・契約社員・アルバイト(パート)の大きな違いは、雇用関係の仕組みにあります。
派遣社員は「派遣会社・派遣先企業・派遣社員」の3者間の関係で成り立つ働き方に対し、正社員・契約社員・アルバイト(パート)は勤務先企業と直接雇用契約を結びます。
派遣契約は3か月・6か月など一定期間ごとに更新されるのが一般的です。また、同一の事業所・部署での就業は法律で原則最長3年と定められています(3年ルール)。
一方、契約社員やアルバイト・パートなど有期契約で働く場合は、通算5年を超えると無期雇用へ転換できる制度があります。
派遣社員は、「週4日勤務」や「平日17時まで」など、勤務日数や勤務時間の選択肢があり、契約内容に基づいて働き方が決まります。比較的自分のライフスタイルに合わせて選びやすいのも特徴です。
福利厚生は派遣会社の制度が適用され、条件を満たせば社会保険への加入や年次有給休暇、産前産後休業・育児休業の取得も可能です。
派遣社員で働くメリット

ライフスタイルに合わせて働くことができる
派遣の仕事は、勤務地・勤務時間・勤務日数・職種・仕事内容など、さまざまな条件から選ぶことができます。
自分の生活スタイルに合わせて働き方を選びやすく、仕事とプライベートの両立を目指したい方に向いています。
勤務時間や勤務日数、業務内容は雇用契約で明確に定められており、契約外の残業や休日出勤を求められることは原則ありません。
そのため、家事や子育ての時間を確保したり、趣味やリフレッシュの時間を持ったりと、生活にゆとりを持ちながら働きやすい環境といえます。
未経験でもチャレンジしやすい
派遣社員向けの求人には、未経験歓迎の求人が多くあります。
派遣会社がスキルや希望条件を確認したうえで仕事を紹介するため、新しい分野にも挑戦しやすい点が特徴です。
研修やマニュアルが整っている職場も多く、業務を基礎から学べる環境が用意されているケースもあります。
さまざまな職場で経験を積むことができる
同じ派遣会社に所属したまま、契約期間ごとに異なる職場で働くことができます。
企業ごとに業務の進め方や社内ルールが異なるため、複数の職場を経験することで視野を広げることができます。
また、大手企業や有名企業が派遣を活用するケースも多く、正社員では応募が難しい企業で働く機会を得られる可能性もあります。
さらに、同じ職種で働き続けることで、実務スキルを着実に身につけることもできるでしょう。
派遣会社のサポートを受けられる
多くの派遣会社では、仕事探しや就業中、キャリア形成までサポートする体制が整っています。
仕事探しのサポート
派遣契約を始めるときはもちろん、契約終了後に次の仕事を探す際も、希望の条件やスキルに合わせて仕事を紹介してもらえます。
就業中のサポート
仕事内容や人間関係で悩んだことがあれば、派遣会社の担当者に相談できます。
必要に応じて派遣先企業との調整を行ってもらえるため、直接言いづらい内容も相談しやすい点が特徴です。
キャリアのサポート
派遣会社によっては、専門のキャリアコンサルタントが在籍しており、今後の働き方やキャリアプランについて相談できる場合があります。長期的な視点でアドバイスを受けられる点も特徴です。
派遣という働き方に不安がある場合は、派遣会社に相談しながら進めることも一つの方法です。
派遣会社ウィルオブ・ワークでは、現場経験のあるコーディネーターが就業前から就業中までサポートしています。
就業前には働き方の希望や不安点を確認し、就業中も状況に合わせたフォローを行っています。
また、国家資格「キャリアコンサルタント」を持つキャリアアドバイザーによる面談も実施しており、今後の働き方について相談することが可能です。「派遣で働けるか不安…」という方は、情報収集の一環として相談してみるのもよいでしょう。
派遣社員で働くデメリット

「派遣」という働き方には多くのメリットがある一方、安心して働くために、あらかじめ知っておきたいデメリットもあります。
契約終了の可能性がある
派遣社員は契約更新をしながら働きますが、派遣先企業の都合や派遣社員本人の都合で、契約が更新されず就業が終了することもあります。
契約終了の際には原則として事前に通知されますが、雇用が継続されない可能性がある点は理解しておく必要があります。
多くの派遣会社では、契約満了前に次の仕事を紹介するなど、継続して働けるよう支援する体制が整えられています。
契約期間に上限がある
派遣社員は、労働者派遣法により、同じ事業所・部署での勤務期間は原則として最長3年と定められています。(3年ルール)
これは、同じ職場で長期間派遣として働き続けることを避けるための制度です。3年以上同じ職場で働き続ける場合は、直接雇用への転換や無期雇用派遣など、別の働き方を検討する必要があります。
業務範囲が限定的である
派遣社員は、契約で決められた範囲で働くことが基本です。
そのため、正社員のように幅広い業務を任されることや部署異動を経験する機会は比較的少ない傾向があります。裁量をもって多様な業務に挑戦したい方にとっては、やや物足りなさを感じる可能性があります。
まとめ
「派遣」という働き方には、勤務時間や勤務地を選びやすいことや、未経験から挑戦しやすいことなど、多くのメリットがあります。
一方で、契約期間に上限があることや、契約満了によって就業が終了する可能性がある点など、あらかじめ理解しておきたい注意点もあります。
大切なのは、メリットとデメリットの両方を踏まえたうえで、自分のライフプランや働き方の希望に合っているかどうかを判断することです。 派遣は「正社員か、派遣社員か」という二択ではなく、状況に応じて選べる働き方のひとつです。情報を整理したうえで、自分に合う選択肢かどうか検討してみましょう。
派遣で働いても本当に大丈夫?と不安な方へ
「派遣」という働き方について、「自分に合うのかな…」と悩んでいませんか。
働き方を変える際に、将来や安定性への不安を感じるのは自然なことです。
ウィルオブ・ワークでは、働き方の相談や仕事選びのサポートを行っています。
「話だけ聞いてみたい」「派遣が自分に合っている働き方か知りたい」という方は、一人で悩まず、まずは相談することから始めてみませんか?
よくある質問
派遣はやめたほうがいいと言われるのはなぜですか?
契約期間が決まっていることや業務範囲が限定されることから、安定性やキャリア面に不安なイメージを持たれやすいためです。
ただし、多くの派遣会社では契約終了後の仕事紹介やキャリア相談のサポートがあり、自分に合う働き方かどうかを理解したうえで選ぶことが大切です。
派遣で働くメリットは何ですか?
派遣の働き方には、以下のようなメリットがあります。
・勤務時間や勤務日数をライフスタイルに合わせて選びやすい
・未経験でも応募できる求人が比較的多い
・正社員ではハードルの高い大手企業やさまざまな職場で働くチャンスがある
・就業中に派遣会社のサポートを受けられるため、安心して働ける
派遣の仕事が向いている人の特徴は?
派遣のメリットを活かしながら働けるのは、以下のような方です。
・ライフスタイルに合わせて無理なく働きたい方
・未経験の職種にチャレンジしてみたい方
・派遣会社のサポートを活用し、安心して働きたい方
派遣社員は、働く条件を選びやすく、サポートを受けながら仕事に取り組める環境が整っています。
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