採用代行の活用メリット4選!人事業務の効率化と成功の秘訣

2025/04/04

人材採用は企業にとって重要な課題の1つであり、優秀な人材を確保することは競争力を高める鍵となります。しかし、採用プロセスには多くの時間とリソースが必要であり、特に昨今の労働市場の競争が激化する中、その重要性はさらに増しています。

そこで、注目されているのが採用代行(RPO)サービスです。
本記事では、採用代行のメリットや、採用活動を成功に導くためのポイントについて解説します。

この記事を通じて、採用代行サービスに関する理解を深め、効率的かつ効果的な採用活動を実現させましょう。ぜひ最後までご覧いただき、自社の採用活動に役立ててください。

採用活動にお悩みのご担当者さまへ

「優秀な人材を確保したい」「採用プロセスを効率化したい」「採用コストを削減したい」「採用業務の外部委託を考えている」とお悩みではありませんか?人材派遣・人材紹介やBPOサービスを展開しているウィルオブ・ワークは、採用代行も可能です!豊富な採用経験とノウハウを活かして、貴社の採用活動を伴走いたします!下記より弊社サービスをご確認いただけます。

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採用代行(RPO)とは | 概要・他サービスとの違いは?

採用代行(Recruitment Process Outsourcing)は、企業の採用業務を外部の代行会社に委託するサービスです。
採用代行を活用することで、企業は自社リソースを節約することができます。また、採用のプロによるサポートを受けられるため、一連の採用プロセスを効率的に進めることが可能です。
これにより、企業はより戦略的な業務に集中でき、競争力を高めることが期待されます。

採用コンサルティングとの違い

採用代行と採用コンサルティングは、一見似ているようですが異なるサービスです。
それぞれの違いを見ていきましょう。

採用代行は、企業の採用業務を代行会社にアウトソーシングするサービスです。これには、求人広告の作成、応募者対応、面接設定、内定通知など、採用プロセス全体を含みます。

一方、採用コンサルティングは、企業の採用戦略やプロセスに関するアドバイスを受けるサービスです。採用コンサルタントは、企業の現状を分析し、採用戦略の改善方法や最適なアプローチを提案します。ただし、コンサルタントはあくまで方向性や改善点の提案であり、実際の採用業務は企業が自ら行うことが多いため、採用代行を併せて活用するケースも多く見受けられます。

このように、採用代行は採用業務の負担軽減と効率化を目的として実行支援を行うサービスであり、採用コンサルティングは採用戦略の最適化と改善を目的として指導・計画支援を行うサービスとなります。

▼採用コンサルティングに関する記事はこちら
採用コンサルティング会社11選|概要・活用メリットや選び方を解説

人材紹介サービスとの違い

外部から企業に必要な人材を紹介するサービスとして、人材紹介サービスがよく知られています。
では、採用代行と人材紹介サービスは具体的にどのような違いがあるのでしょうか。

人材紹介は、企業が直接雇用する人材を紹介するサービスです。人材紹介会社は企業の募集要項に合った候補者をスクリーニングし、適切な人材を紹介します。企業は紹介された候補者を面接し、採用・入社に至った場合、人材紹介会社に紹介料を支払います(成功報酬型)。
一方で、採用代行は、広範囲にわたる採用業務のサポートを行うサービスです。費用体系は月額固定型または従量課金型のケースが多く、継続的な採用サポートに対して費用が発生します。 ※採用代行の場合も成功報酬型を設けている企業もあり

つまり、採用代行は採用プロセス全体を外部に委託して効率化を図るサービス、人材紹介は必要な人材を見つけるためのサポートを提供するサービスとなります。

▼人材紹介に関する記事はこちら
人材紹介サービスのメリット│コンタクトセンター採用成功の秘訣を徹底解説
コールセンター人材紹介6社│メリット・デメリット│必要手続きや選定ポイントを紹介

採用代行サービスが注目されている4つの背景

近年、企業が採用代行サービスを利用するケースが増加しています。
これは、現代の採用市場や企業の内部状況に関連した要因が影響しています。以下、具体的な背景を4つのポイントに分けて解説します。

人材不足の深刻化

少子高齢化の影響で労働人口が減少し、特に優秀な人材の確保が一層難しくなっています。企業間の人材獲得競争が激化する中で、自社に適した人材を確保するためには、従来以上に戦略的な採用活動が求められています。

採用業務の複雑化

近年では、求人広告だけでなく、SNS採用やダイレクトリクルーティング、リファラル採用など、多様な採用手法が登場しています。しかし、こうした新しい手法を適切に活用するには専門的な知識やノウハウが必要となるため、自社内のリソースだけでは対応しきれないケースが増えています。

採用コストの増加

求人広告の掲載費用や採用管理ツールの導入費用、人事担当者の業務負担など、採用活動にかかるコストは年々上昇しています。限られた予算の中で、いかに効率よく採用を進めるかが重要な課題となっています。

急な採用ニーズの発生

プロジェクトの急増や新規事業の立ち上げ、急速な市場変動などの要因で急な採用ニーズが発生する企業が増えています。特に、限られた時間で適切な人材を確保する必要がある場合、社内リソースでは対応が困難になることが多いでしょう。急な採用ニーズに対応するためには、迅速かつ効果的な採用プロセスが求められます。

採用代行のメリット

コア業務に専念ができる

採用代行サービスを利用することで、企業は一部の採用業務から解放され、主要業務に集中できるようになります。これにより、戦略的な業務や社員の教育・育成、組織の強化に注力でき、生産性が向上します。
特に成長期にある企業にとって、限られたリソースを効率的に配分することは非常に重要であり、採用代行の利用によってその可能性が広がります。

採用フロー最適化による業務効率化

採用代行サービスは、最新の採用手法やツールを駆使して採用フローを最適化します。これにより、募集から内定までのプロセスがスムーズに進行し、無駄な工程やタイムラグを削減できます。
例として、応募者のスクリーニングや面接の調整を効率的に行うことで、候補者とのコミュニケーションを迅速に行え、優秀な人材を逃すリスクが減少します。結果として、全体的な業務効率の向上が期待できるでしょう。

採用コスト削減

従来の採用活動には、求人広告費や人材紹介手数料、イベント開催費用など多くのコストがかかります。採用代行サービスを利用することで、これらのコストを一元管理し、最適な費用で効果的な採用活動を実施できます。
また、内部リソースの活用が最適化されるため、間接的なコスト削減も実現可能です。さらに、採用活動の効率化により、短期間で必要な人材を確保できるため、トータルコストの削減にもつながります。

採用活動の質が向上

代行会社は、多岐にわたる業界での豊富な経験と専門知識を保有しています。これにより、企業のニーズに最適な人材を見極め、効率的に採用プロセスを進めることができます。最新の求人市場のトレンドや技術を活用した採用手法により、採用活動の質が向上し、優秀な候補者を獲得するチャンスも増えます。
さらに、プロの面接や評価基準のノウハウを取り入れることで、より良い企業と候補者のマッチングが実現できるでしょう。

採用代行のデメリット

採用代行サービスには多くのメリットがありますが、それと同時にデメリットも考慮する必要があります。これらのデメリットを理解し、適切に対処することで、採用代行の効果を最大限に引き出すことが可能です。

認識のズレによる採用ミスマッチのリスク

企業と代行会社間の情報共有が不十分だと、求める人材像と合わない候補者が採用されるリスクが高まります。このミスマッチは、早期退職やモチベーション低下を招き、採用の失敗につながります。
対策として、初期段階で詳細な要件定義を行い、定期的なミーティングやフィードバックを通じて認識のズレを解消することが重要です。

採用ノウハウの蓄積が難しい

採用代行を利用することで、企業内に採用ノウハウが蓄積されにくくなります。この結果、長期的には採用戦略やスキルが不足し、将来の外部依存が続く危険性があります。
対策として、代行会社との共同作業を通じてノウハウを学び、定期レポートやレビューを通じて、企業側でも知識を蓄積することが求められます。

コミュニケーションギャップのリスク

採用代行を利用する際、応募者との直接的なコミュニケーションが不足してしまうことがあります。これにより、応募者が企業文化やビジョンを理解できず、不安を感じることが増える恐れがあります。
対策として、企業からの定期的なメッセージやニュースレター、面談などの明確なコミュニケーション戦略を立てることが重要です。

採用代行サービスの内容

採用計画

採用計画は、企業が年間を通じてどのような人材をいくつ採用するかを計画する重要なプロセスです。代行会社は、企業のビジネス目標や組織のニーズを考慮し、最適な採用計画の立案をサポートします。このプロセスには、採用スケジュールの作成、必要なスキルセットやポジションの定義、採用予算の見積もり、求人票の作成、採用市場の分析が含まれます。計画的なアプローチにより、採用活動は効率的に進行し、必要な人材をタイムリーに確保することが可能になります。

母集団形成

母集団形成とは、採用する可能性のある応募者を集めることを指します。代行会社は、求人広告の作成や適切な求人媒体の選定、採用イベントの企画・実施を通じて、多くの有望な候補者を集める戦略を展開します。さらに、SNSやリファラル採用(社員紹介制度)を活用することで、応募者の数を増やします。これにより、企業は多様で質の高い候補者リストを持つことができ、選考プロセスを効率的に進めることができるでしょう。

応募者管理・対応

応募者との連絡やデータ管理、進捗状況の確認・共有などの応募者管理・対応も代行会社に依頼が可能です。代行会社は、応募者の履歴書やエントリーシートの受領、応募者データベースの管理、選考ステージごとの進捗管理を行います。また、応募者からの問い合わせ対応や面接日時の調整など、細かな対応も担います。これにより、迅速で丁寧な応募者対応が実現し、企業のイメージ向上にもつながります。

面接対応

面接対応は通常、企業が行うコア業務ですが、代行会社に依頼することも可能です。面接会場の手配や面接官のアサイン、面接後の評価シート作成などのサポートも行います。また、オンライン面接のセッティングや複数の選考ステージにおける調整も実施します。これにより、企業は効率的に面接を進め、的確な評価を基に最適な候補者を選ぶことが可能になります。

内定者フォロー

内定を出した候補者が正式に入社するまでの期間に行う内定者フォロー業務も、代行会社に依頼できます。主な業務には、採否連絡や内定通知の送付、入社手続きのサポート、内定者研修やオリエンテーションの企画・運営が含まれます。また、内定者の不安や疑問へのフォローアップも行い、内定辞退のリスクを減少させることができます。これにより、内定者が安心して入社できる環境を整えることが可能です。

採用代行会社の選定ポイント

対応可能な業務範囲を確認する

代行会社を選ぶ際は、企業が依頼したい業務に対応できるかを確認することが重要です。母集団形成に強い会社や、採用計画から内定者フォローまで一貫して行える会社など、代行会社により得意分野は異なります。
また、すべての業務を依頼するとコストが増加するため、自社の課題を明確にし、本当に必要な業務を特定することが重要です。対応可能な会社を選定することで、コストを抑えつつ、効果的な採用活動を実施できます。

情報セキュリティ面の確認

採用代行では、代行会社が応募者の個人情報や企業の機密情報を扱うため、情報漏洩のリスクが伴います。信頼できる代行会社を選ぶには、情報セキュリティ対策がしっかりしているか確認することが重要です。
ひとつの指標として、Pマーク(プライバシーマーク)やISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)などの認証状況を確認することも有効です。これらの認証を持つ代行会社を選ぶことで、重要なデータが安全に管理されることが保証され、顧客の信頼も得られるでしょう。

Pマークとは:「プライバシーマーク制度」のことで、企業や団体など(事業者)の個人情報保護の体制や運用の状況が適切であることを“プライバシーマーク”のロゴマークを用いてわかりやすく示した制度です。
ISMS認証とは:「情報セキュリティマネジメントシステム」のことで、国際的に整合性のとれた情報セキュリティマネジメントシステムに対する第三者適合性評価制度です。情報セキュリティの向上と、諸外国からの信頼を得られる情報セキュリティレベルを達成することを目的としています。

コミュニケーション方法の確認

採用業務を行う上で、適切なコミュニケーションが欠かせません。不十分なコミュニケーションは、「マッチングミス」や「対応漏れを引き起こす」といったリスクにつながります。
このリスクを軽減するためには、定期的なミーティングを行い、進捗状況や募集するターゲット像について認識をすり合わせることが有効です。また、重要な連絡は電話だけでなく、メールやコミュニケーションツールで記録を残すことで、情報共有が確実になり、トラブルを未然に防ぐことができます。

▼おすすめの採用代行会社に関する記事はこちら
採用代行(RPO)比較10選|活用するメリットや料金・選び方の解説

まとめ

採用代行(RPO)は、企業の採用業務を効率化し、コア業務に専念するための貴重な支援サービスです。これにより、業務効率化、コスト削減、採用活動の質向上などのメリットが得られます。
しかし、適切な代行会社を選定するためには、対応範囲や情報セキュリティ体制、コミュニケーション方法などのポイントを確認することが重要です。
これらのポイントをしっかりと押さえることで、自社の課題に照らして最適な代行会社を選ぶことができます。

効果的な採用活動を実現し、企業成長を支える優秀な人材を確保するために、慎重かつ計画的な選定プロセスが求められます。採用代行を上手に活用し、企業の発展に役立ててください。

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Writer編集者情報

  • コネナビ編集部 上原 美由紀

    従業員1万人以上の企業の5社に1社が導入している採用支援・求人広告会社にて、アルバイト・パート採用や中途採用を中心に、約3年間にわたり企業の採用支援に従事。
    2019年9月より株式会社ウィルオブ・ワークに入社し、コールセンター・オフィスワークに特化した人材サービスの事業部でキャリアアドバイザーを担当。現場で培った知見をもとに、コンタクトセンター領域はもちろん、採用・人材分野に関する実践的かつリアルな情報発信を心がけている。

    現在は子育てと仕事を両立しながら、日々奮闘中!

    趣味:音楽、ゲーム、ディズニー、お酒
    特技:タスク管理

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