生命保険募集人とは?必要な資格・仕事内容・働き方をくわしく解説
2025/09/05
- 仕事内容

生命保険募集人とは、保険会社が取り扱っている生命保険の商品を営業・販売する生命保険募集人ですが、くわしい業務内容について知らない方は少なくありません。
ここでは生命保険募集人の仕事内容や資格について解説しますので生命保険募集人で働くことを検討している方はぜひ参考にしてください。
生命保険募集人として働きたいのならウィルオブにご相談ください
生命保険募集人として働くためには、生命保険会社に就職して生命保険募集人一般課程試験に合格しなくてはなりません。
株式会社ウィルオブ・ワーク(通称:ウィルオブ)が運営しているコネナビでは、コールセンターに特化した仕事の紹介を行っているだけでなく、資格取得支援など手厚いサポート体制が整っています。そのため、一般課程試験に関する相談にも対応可能です。生命保険募集人として働きたいと考えている方はぜひ一度ご連絡ください。
生命保険募集人とは
生命保険募集人とは、生命保険商品の営業や販売などをおこなう人のことをいいます。
生命保険募集人の仕事内容
具体的には個人のお客様に対してそのお客様におすすめの保険商品を提案し、契約の締結や情報の変更など契約関連の手続きを行います。
契約につなげるためには、お客様にわかりやすい説明をすることやお客様から信用してもらうことが大切になります。
生命保険募集人の取り扱う保険
生命保険募集人として働く際に取り扱う保険についてまとめました。
・保険の種類
種類 | 用途 | 例 |
定期保険 | 一定期間の死亡保障を確保したい | 10年定期保険、収入保障保険 |
終身保険 | 一生涯の死亡保障、相続対策や葬儀費用の準備 | 外貨建て終身保険 |
養老保険 | 万一の保障と満期時の貯蓄を兼ねたい | 10年満期養老保険 |
学資保険 | 子どもの教育資金を計画的に準備 | 大学入学時給付型学資保険 |
医療保険 | 入院・手術など医療費の負担軽減 | がん保険 |
年金保険 | 老後の生活資金を確保 | 個人年金保険 |
・保険のタイプ
タイプ | 特徴 | 例 |
掛け捨て | 低コストで大きな保障が得られる | 定期保険、医療保険 |
積み立て | 保険料が高いが保障と同時に貯蓄ができる | 学資保険、年金保険 |
生命保険募集人資格について
生命保険募集人として仕事をするためには、一般試験(生命保険募集人一般課程試験)に合格する必要があります。
生命保険募集人一般課程試験とは、一般社団法人生命保険協会が実施する民間資格のことをいいます。
試験について
・試験方法:コンピュータ試験(CBT方式)
・試験時間:40分
・問題数:82問
・合格基準:70点(100点満点)
・受験手数料:2,500円
試験の難易度/勉強方法
・合格率:正式な合格率は開示されていないが、80%程度
・勉強方法:独学でOK、過去の出題傾向を反映した模擬テストなどを繰り返し解く
・勉強時間:1日1~2時間、4週間程度
生命保険募集人資格の注意点
個人で申し込みができない
生命保険会社や保険代理店に入社し、会社経由で指定の研修(8日間で32単位以上の基礎研修)を受講する必要があります。
転職する際に移管が必要
生命保険募集人の資格は、勤務先に所属している間は有効です。退職すると登録は抹消され、転職時には新しい会社で再登録が必要になります。
2年以上経過しても再登録は可能ですが、ブランクによっては研修や試験の再受講が求められる場合があります。
生命保険募集人に登録できない人
生命保険募集人は基本的にほとんどの人は登録できるのですが、社会的信頼が欠けてしまっている人は登録することができません。
ここでは、具体的にどのような人のことを言うのか、例を4つ紹介しますので参考にしてください。
自己破産をしたことがある
自己破産とは、借金の返済が厳しい方が自分の資産状態を開示・説明し返済できない状態であると認めてもらう手続きのことを言います。
破産手続き中の方は生命保険の営業など一部の資格が制限されてしまうため、生命保険募集人に登録できないです。
逮捕歴がある場合
警察に捕まり、禁固以上の刑で刑の執行が終わって3年経過していない者は社会的信用が失われてしまうため、生命保険募集人に登録できません。
保険会社に属さず保険商品を営業する保険仲介人
保険仲介人とは、保険会社から独立してお客様に対して保険の総合案内をする人のことをいいます。
保険仲介人はさまざまな保険会社と相談をしてお客様にとって最適な保険を提案する仕事のため、生命保険募集人に登録することができません。
成人していない
未成年者は責任能力がないと判断されることがあるため、生命保険募集人に登録することができません。
働くうえで取得しておくべき資格

生命保険募集人は、一般課程試験に合格すれば活動することは可能ですが、実務をする上では一般課程試験だけでは十分でありません。
ここから紹介する5つの資格に合格することで取り扱える商品が増えるだけでなく、ステップアップにつながります。
生命保険募集人を目指している方は、ぜひご覧ください。
また、ここで紹介する資格はすべて一般社団法人生命保険協会が実施している民間資格のため、くわしくは「一般社団法人生命保険協会」を参照してください。
変額保険販売資格
変額保険販売資格とは、生命保険商品の中の変額保険を販売するために必要な資格で、専門課程試験に合格することで受験が可能になります。
そもそも変額保険とは、保険会社の運用の成果により保険金や解約返戻金の金額が変わる商品です。
変額保険販売資格は一般課程試験と同じく、業務停止にならない限り有効期限はありません。
難易度は合格率90%でやさしめなので、会社から支給されるテキストや問題集でしっかり対策をしてから臨めば合格ラインに到達することができます。
ただ、試験自体は毎月実施されていますが、受験可能回数が1年間に3回と制限されているので注意が必要です。
専門課程試験
生命保険募集人の専門課程試験とは、一般課程試験に合格することで受験が可能になる試験です。
難易度は一般課程試験と同じくらいやさしいですが、専門知識が少しだけ必要になります。
試験自体は毎月実施されていますが、受験可能回数が1年間で3回という制限があるので注意しましょう。
応用課程試験
生命保険募集人の応用課程試験とは、先ほど解説した専門課程試験に合格することで受験が可能になる試験です。
実務に関することや計算問題に関する出題が増えているため、一般課程試験や専門課程試験に比べると難易度があがります。
しかしそれでも難易度は低めの試験なので、しっかりと対策をとってから試験に臨めば合格できる試験です。
ただ、変額保険販売資格や専門課程試験と同じく受験可能回数が1年に3回と決められていますので注意してください。
外貨建保険販売資格
外貨建保険販売資格とは生命保険商品の中の外貨建商品を取り扱うために必要な資格で、専門課程試験に合格することで受験が可能になる資格のことをいいます。
有効期限は一般課程資格や変額保険販売資格と同じく、業務停止にならない限りは有効です。
試験自体は毎月実施されるのですが、受験可能回数が1年に3回と決まっています。
生命保険大学課程試験
生命保険大学課程試験は、応用課程試験に合格することで受験することが可能になる資格です。
この試験は1回の受験で2科目ずつ、計6科目を2年以内に合格しなければいけないので難しい試験といえます。
生命保険募集人に興味を持ったらウィルオブにご相談ください
コールセンターをはじめとした多様な仕事紹介に加えて、資格取得支援や学習に関する相談にも対応しています。未経験から資格取得を目指す方も、安心してキャリアをスタートできます。「生命保険募集人として挑戦したい」とお考えの方は、ぜひ一度ウィルオブにご相談ください。
生命保険募集人で役立つスキル
ここからは生命保険募集人として働くうえで役に立つ能力や経験を3つ紹介しますので、生命保険募集人として働く検討をする材料にしてください。
ヒアリング能力
生命保険募集人は、お客様のライフスタイルや悩みにあった保険商品を営業、販売する仕事のためヒアリング能力が役に立ちます。
質問攻めでヒアリングするのではなく、聞き手に回りお客様の話をしっかり聞くことを意識するようにしましょう。
保険に加入した経験がある
保険に加入した経験があれば、お客様視点で難しい部分などお客様の気持ちをより理解しやすくなるので役に立ちます。
実際に保険に加入した経験を活かすためには、意識的に加入した時のことを思い出してお客様の気持ちを考えるようにすることが大切です。
接客や販売の経験
生命保険募集人はお客様と対面で生命保険の商品を営業、販売する仕事のため接客や販売の経験が役立ちます。
お客様にとってわかりやすい説明をすることや、お客様を不快にさせない言葉遣いで話すなど接客や販売の経験を意識的に思い出すといかせやすいです。
よくある質問
ここからは、よくある質問を紹介しますので、生命保険募集人で働く検討をする際の参考にしてください。
生命保険募集人一般課程試験を受験する際の注意点を教えてください
生命保険募集人一般課程試験を受験するためには、生命保険会社で実施している研修に受講してからでなければ受験することができません。
そのため、先に生命保険会社に転職してから受験するというのが一般的な流れになっています。
また生命保険募集人一般課程試験はコンピュータ試験を導入しているので、慣れておくようにしましょう。
生命保険募集人はだれでも登録できますか?
自己破産の経験や警察に捕まった経験のある人、未成年者など社会的な信頼が欠けてしまっている人は登録できません。
くわしくは「生命保険募集人に登録できない人」でも解説しているので、参考にしてください。
まとめ
生命保険募集人の主な業務は生命保険商品の営業や販売、契約に関する手続きをすることです。
保険に加入したことがある経験、接客や販売の経験があると生命保険募集人としてはたらくうえで役に立ちます。
生命保険募集人として働くためには、生命保険会社に転職して生命保険募集人一般課程試験に合格する必要があるのです。
生命保険募集人一般課程試験の難易度は低めとされていますので、受験する際はしっかりと対策をして最短合格をめざしましょう。
また、生命保険募集人はヒアリング能力や説明力などを必要とするので、自分が持っている能力を活かして働きたい方は転職することをぜひ検討してみてください。
生命保険募集人の資格を取得したいなら保険会社への転職を
生命保険募集人の資格を取得するには、生命保険会社に所属して会社から承諾を受けることが必要です。そのため、まず生命保険会社に転職してから資格を取得する流れが一般的です。
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