生命保険募集人の仕事とは?取り扱う保険や働く方法など解説
2023/11/14
- 仕事内容
生命保険募集人とは、保険会社が取り扱っている生命保険の商品を営業・販売する生命保険募集人ですが、くわしい業務内容について知らない方は少なくありません。
生命保険募集人として働くには、生命保険会社に就職した後に生命保険一般課程試験に合格する必要があります。
ここでは生命保険募集人の仕事内容や取り扱う保険、働く方法などを解説しますので生命保険募集人で働くことを検討している方はぜひ参考にしてください。
生命保険募集人として働きたいのならウィルオブにご相談ください
生命保険募集人として働くためには、生命保険会社に就職して生命保険募集人一般課程試験に合格しなくてはなりません。
株式会社ウィルオブ・ワーク(通称:ウィルオブ)が運営しているコネナビでは、コールセンターに特化した仕事の紹介を行っているだけでなく、資格取得支援など手厚いサポート体制が整っています。そのため、一般課程試験に関する相談にも対応可能です。生命保険募集人として働きたいと考えている方はぜひ一度ご連絡ください。
生命保険募集人の仕事内容
生命保険募集人とは、生命保険会社で生命保険商品の営業や販売などをおこなう人のことをいいます。
生命保険の営業や販売を行っている生命保険外交員も、生命保険募集人に含まれるのです。
具体的には個人のお客様に対してそのお客様におすすめの保険商品を提案し、契約につなげます。
また契約につなげるだけでなく、契約の締結や情報の変更など契約関連の手続きを行うことも生命保険募集人の業務に含まれるのです。
契約につなげるためには、お客様にわかりやすい説明をすることやお客様から信用してもらうことが大切になります。
生命保険募集人の取り扱う保険
生命保険募集人は、将来介護が必要になった時のためにそなえる介護保険や病気やけがをした時のためにそなえる医療保険などを取り扱うのです。
また、生命保険には掛け捨てタイプと積み立てタイプの2種類があり、お客様一人ひとりのライフスタイルに合わせてご提案していくことになります。
掛け捨てタイプの保険とは、定期保険や医療保険など比較的保険料が安い保険のことで、わかりやすくシンプルな商品が多いことが特徴です。
それに対し積み立てタイプの保険は、掛け捨てタイプの保険よりも保険料が高いですが保険料の一部が貯蓄されるので満期時や解約時にお金が受け取れるメリットがあります。
生命保険募集人として働く方法
生命保険募集人として働くためには、生命保険会社にした後に一般課程資格に合格する必要があります。
ここでは生命保険募集人として働く方法を2段階にわけて解説しますので、生命保険募集人として働きたいと考えている方はぜひご覧ください。
生命保険会社に転職する
生命保険募集人一般課程試験は生命保険会社に入社し、8日間で30単位計32時間の基礎研修を受講することが受験条件となります。
そのためまずは生命保険会社への転職をし、会社経由で申し込みをする流れになるのです。
また転職の方法には、ハローワークなどで正社員の求人を探したり、派遣に登録して求人を探したりする方法があります。
未経験で生命保険会社へ転職したい方や自分の都合を優先して働きたい人などは、特に派遣で働くことがおすすめです。
生命保険募集人一般課程試験に合格する
生命保険募集人一般課程試験とは、一般社団法人生命保険協会が実施する民間資格のことをいいます。
この試験は2020年4月からコンピュータ試験を導入しているので、受験する際はパソコンを使った回答方法に慣れておく必要があるのです。
また、一般社団法人生命保険協会の「CBT試験概要」には「CBT体験版/CBTによる受験の仕方」が掲載されています。
当日焦ってしまうリスクを回避するためにも一般課程試験を受験する際は、CBTの受験方法をまえもって確認してから臨むこともおすすめです。
難易度は非常にやさしい試験といわれており、基礎研修の内容をしっかり理解して過去問で対策をして臨めば合格率が高まります。
この試験は毎月実施されており、合格して金融庁に登録したあとは職を離れることがない限り有効期限はありません。
1回職を離れたとしても、2年以内に再度生命保険会社へ転職した場合は会社で届け出て再登録を受ければ復活させることができます。
「保険募集人資格とは?取得方法や仕事内容など解説」でもくわしく解説しているので、ぜひご覧ください。
生命保険募集人に登録できない人
生命保険募集人は基本的にほとんどの人は登録できるのですが、社会的信頼が欠けてしまっている人は登録することができません。
ここでは、具体的にどのような人のことを言うのか、例を4つ紹介しますので参考にしてください。
自己破産をしたことがある
自己破産とは、借金の返済が厳しい方が自分の資産状態を開示・説明し返済できない状態であると認めてもらう手続きのことを言います。
破産手続き中の方は生命保険の営業など一部の資格が制限されてしまうため、生命保険募集人に登録できなくなってしまいます。
生命保険募集人を目指している方は、お金の使い方に気を付けて借金を最低限におさえられるよう気を付けて生活しましょう。
警察に捕まってしまったことがある
警察に捕まり、禁固以上の刑で刑の執行が終わって3年経過していない者は社会的信用が失われてしまうため、生命保険募集人に登録できません。
警察に捕まる行為は、生命保険募集人を目指していなくてもしてはいけないことなので常に理性を忘れず、規律を守る意識を忘れないことが大切です。
保険会社に属さず保険商品を営業する保険仲介人
保険仲介人とは、保険会社から独立してお客様に対して保険の総合案内をする人のことをいいます。
保険仲介人はさまざまな保険会社と相談をしてお客様にとって最適な保険を提案する仕事のため、生命保険募集人に登録することができません。
また、保険仲介人が保険契約者に損害を与えた場合は自らが賠償責任を負わなければいけないので注意が必要です。
成人していない
未成年者は責任能力がないと判断されることがあるため、生命保険募集人に登録することができません。
自分では責任能力があると思っていても、保険業法で規定されているので成人するまでは準備期間として成人にそなえましょう。
働くうえで取得しておくべき資格
生命保険募集人は、一般課程試験に合格すれば活動することは可能ですが、実務をする上では一般課程試験だけでは十分でありません。
ここから紹介する5つの資格に合格することで取り扱える商品が増えるだけでなく、ステップアップにつながります。
生命保険募集人を目指している方は、ぜひご覧ください。
また、ここで紹介する資格はすべて一般社団法人生命保険協会が実施している民間資格のため、くわしくは「一般社団法人生命保険協会」を参照してください。
変額保険販売資格
変額保険販売資格とは、生命保険商品の中の変額保険を販売するために必要な資格で、専門課程試験に合格することで受験が可能になります。
そもそも変額保険とは、保険会社の運用の成果により保険金や解約返戻金の金額が変わる商品です。
変額保険販売資格は一般課程試験と同じく、業務停止にならない限り有効期限はありません。
難易度は合格率90%でやさしめなので、会社から支給されるテキストや問題集でしっかり対策をしてから臨めば合格ラインに到達することができます。
ただ、試験自体は毎月実施されていますが、受験可能回数が1年間に3回と制限されているので注意が必要です。
専門課程試験
生命保険募集人の専門課程試験とは、一般課程試験に合格することで受験が可能になる試験です。
難易度は一般課程試験と同じくらいやさしいですが、専門知識が少しだけ必要になります。
試験自体は毎月実施されていますが、受験可能回数が1年間で3回という制限があるので注意しましょう。
応用課程試験
生命保険募集人の応用課程試験とは、先ほど解説した専門課程試験に合格することで受験が可能になる試験です。
実務に関することや計算問題に関する出題が増えているため、一般課程試験や専門課程試験に比べると難易度があがります。
しかしそれでも比較的やさしい試験なので、しっかりと対策をとってから試験に臨めば合格できる試験です。
ただ、変額保険販売資格や専門課程試験と同じく受験可能回数が1年に3回と決められていますので注意してください。
外貨健保険販売資格
外貨健保険販売資格とは生命保険商品の中の外貨健商品を取り扱うために必要な資格で、専門課程試験に合格することで受験が可能になる資格のことをいいます。
有効期限は一般課程資格や変額保険販売資格と同じく、業務停止にならない限りは有効です。
試験自体は毎月実施されるのですが、受験可能回数が1年に3回と決まっています。
生命保険大学課程試験
生命保険大学課程試験は、応用課程試験に合格することで受験することが可能になる資格です。
この試験は1回の受験で2科目ずつ、計6科目を2年以内に合格しなければいけないので難しい試験といえます。
生命保険募集人で役立つスキル
ここからは生命保険募集人として働くうえで役に立つ能力や経験を3つ紹介しますので、生命保険募集人として働く検討をする材料にしてください。
ヒアリング能力
生命保険募集人は、お客様のライフスタイルや悩みにあった保険商品を営業、販売する仕事のためヒアリング能力が役に立ちます。
質問攻めでヒアリングするのではなく、聞き手に回りお客様の話をしっかりきくことを意識するようにしましょう。
保険に加入した経験がある
保険に加入した経験があれば、お客様視点で難しい部分などお客様の気持ちをより理解しやすくなるので役に立ちます。
実際に保険に加入した経験を活かすためには、意識的に加入した時のことを思い出してお客様の気持ちを考えるようにすることが大切です。
接客や販売の経験
生命保険募集人はお客様と対面で生命保険の商品を営業、販売する仕事のため接客や販売の経験が役立ちます。
お客様にとってわかりやすい説明をすることや、お客様を不快にさせない言葉遣いで話すなど接客や販売の経験を意識的に思い出すといかせやすいです。
損害保険募集人の仕事内容や働く方法
生命保険募集人と類似している資格に損害保険募集人という仕事があり、生命保険募集人とは仕事内容や働き方などで違う部分があります。
損害保険募集人とは、損害保険会社また損害保険代理店に勤務して、損害保険商品の営業や販売をおこなうことが主な業務です。
損害保険募集人は、損害保険会社また損害保険代理店に転勤したあと損保一般資格に合格して国に届け出をする必要があります。
業務内容やなり方は似ているのですが、生命保険募集人とは取り扱う保険商品が異なるのです。
取り扱う保険商品は自動車保険や火災保険、地震保険や傷害保険など損害保険商品となっています。
それに対し生命保険募集人は死亡保険や医療保険、介護保険など生命保険商品を取り扱うのです。
くわしくは「損害保険募集人の仕事とは?向いている人や働く方法など解説」でも解説しているので、ぜひご覧ください。
よくある質問
ここからは、よくある質問を紹介しますので、生命保険募集人で働く検討をする際の参考にしてください。
生命保険募集人一般課程試験を受験する際の注意点を教えてください
生命保険募集人一般課程試験を受験するためには、生命保険会社で実施している研修に受講してからでなければ受験することができません。
そのため、先に生命保険会社に転職してから受験するというのが一般的な流れになっています。
また生命保険募集人一般課程試験はコンピュータ試験を導入しているので、慣れておくようにしましょう。
くわしくは「生命保険募集人一般課程試験に合格する」でも解説しているので、あわせてご覧ください。
生命保険募集人はだれでも登録できますか?
自己破産の経験や警察に捕まった経験のある人、未成年者など社会的な信頼がかけてしまっている人は登録できません。
くわしくは「生命保険募集人に登録できない人」でも解説しているので、参考にしてください。
まとめ
生命保険募集人の主な業務は生命保険商品の営業や販売、契約に関する手続きをすることです。
保険に加入したことがある経験、接客や販売の経験があると生命保険募集人としてはたらくうえで役に立ちます。
生命保険募集人として働くためには、生命保険会社に転職して生命保険募集人一般過程試験に合格する必要があるのです。
生命保険募集人一般過程試験の難易度は非常にやさしいとされていますので、受験する際はしっかりと対策をして最短合格をめざしましょう。
また、生命保険募集人はヒアリング能力や説明力などを必要とするので、自分が持っている能力を活かして働きたい方は転職することをぜひ検討してみてください。
生命保険募集人の資格を取得したいなら保険会社への転職を
生命保険募集人の資格を取得するには、生命保険会社に所属して会社から承諾を受けることが必要です。そのため、まず生命保険会社に転職してから資格を取得する流れが一般的です。
株式会社ウィルオブ・ワーク(通称:ウィルオブ)が運営するコネナビでは、保険会社のコールセンター求人を多く取り扱っています。また資格取得支援や就労後のフォローなどサポート体制が整っています。そのため、まずはお気軽に相談ください。