営業事務の仕事内容とは?未経験でもできる?働き方やメリットを解説
2026/09/11
- 仕事内容・職種研究
営業事務に興味はあっても、
「営業事務って、営業のように商品を売ったり、ノルマがあったりするの?」
「販売職の経験しかないけど、未経験からできる?」
「土日休みなど、生活リズムを整えながら長く働ける?」
など、仕事内容や未経験から始められるか、働き方が気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、営業事務への転職を考えている方に向けて、具体的な仕事内容をはじめ、1日の流れや必要なスキル、働くメリット、向いている人などを紹介します。
営業事務とは?未経験からでも始められる?
営業事務とはどんな仕事?
営業事務とは、営業担当者がスムーズに仕事を進められるようにサポートする事務職です。
商品の受発注や書類作成、データ入力、電話・メール対応、納期やスケジュールの管理などを担当します。
「営業」という言葉が入っていますが、営業事務は営業職のように商品やサービスを売り込むことが主な仕事ではありません。
営業担当者や取引先と連携しながら、営業活動に必要な事務作業を支えることが主な役割です。
営業事務は未経験から始められる?
営業事務には、未経験から応募できる求人もあります。
その理由の一つとして、入社後の研修やOJTを通して、仕事に必要な知識や業務の進め方を身につけられる求人があることが挙げられます。
また、営業事務の仕事には、販売や接客など、これまでの仕事で身につけた経験を活かせる場面もあります。
くわしくは本記事の「営業事務で求められるスキル」で紹介します。
「事務経験がないから難しそう」と最初から決めつけず、未経験OKの求人から仕事内容や応募条件を確認してみるとよいでしょう。
営業事務の仕事内容
営業事務の仕事内容は、企業や業界によって異なります。
本章では、代表的な業務を紹介します。
受発注業務
取引先からの注文を受けたり、商品の発注手続きを行ったりする業務です。注文内容や数量、納期などを確認し、必要な手続きを進めます。
注文内容を社内の担当部署や仕入先などに共有したり、在庫状況や納期を確認したりすることもあります。注文から納品までがスムーズに進むよう、関係者と連携しながら対応します。
書類作成・データ入力
見積書や請求書などの書類を作成したり、商品情報や売上などのデータを入力したりする業務です。社内で使用する資料を作成することもあります。
決められたフォーマットに沿って入力する場合もあれば、Excelなどを使って必要な資料を作成する場合もあります。扱うデータや書類は企業によって異なります。
電話・メール対応
取引先からの電話やメールに対応したり、営業担当者への取り次ぎを行ったりします。問い合わせ内容を確認し、必要に応じて担当者へ共有します。
営業担当者が外出している場合などは、問い合わせ内容を聞き取って担当者へ伝えたり、確認した内容を取引先へ回答したりすることもあります。
納期・スケジュール管理
商品の納期を確認したり、営業担当者のスケジュールを管理したりする業務です。納期に変更があった場合などは、関係者への連絡や調整を行います。
受注した商品が予定どおり納品できるよう、納期や進捗状況を確認することも大切です。営業担当者や取引先、関係部署などと情報を共有しながら対応します。
営業担当者のサポート
営業担当者が営業活動に集中できるよう、資料の準備や事務手続きなどをサポートします。
たとえば、商談に必要な資料を準備したり、営業担当者から依頼されたデータをまとめたりするなど、さまざまな業務があります。
営業事務の1日の流れ
9:00 出勤・メール確認
9:30 受発注・データ入力
11:00 電話・メール対応
12:00 昼休憩
13:00 営業担当者からの依頼対応
14:00 書類作成・データ入力
15:30 納期・スケジュール確認
16:30 翌日の業務確認・問い合わせ対応
18:00 退勤
このように、営業事務は決められた業務を進めながら、営業担当者からの依頼や取引先からの問い合わせなどにも対応します。
また、急な問い合わせや注文内容の変更などが入った場合は、予定していた業務の順番を変更して対応することもあります。
残業の有無や勤務時間は職場によって異なります。繁忙期に業務量が増える職場もあれば、残業が少なく定時で帰りやすい職場もあります。
求人を探す際は、勤務時間や残業時間なども確認し、自分が希望する働き方に合っているかチェックしましょう。
営業事務で求められるスキル
営業事務では、これまでの仕事で身につけた経験やスキルを活かせる場面も多くあります。
本章では、営業事務で求められる主なスキルを紹介します。
基礎的なPCスキル
営業事務では、データ入力や書類作成などでパソコンを使います。
そのため、文字入力やメール、Excelなどの基本的な操作ができると、仕事をスムーズに進めやすくなるでしょう。
ただし、必要なパソコンスキルは求人によって異なります。
「Excelの基本操作ができればOK」という求人もあれば、関数や資料作成などのスキルが求められる場合もあります。
パソコンに自信がない場合は、求人に記載されている必要スキルを確認してみましょう。
正確に仕事を進める力
受発注やデータ入力では、数字や商品名などを正確に扱う必要があります。
小さな入力ミスが納期や発注内容に影響することもあるため、確認しながら仕事を進めることが大切です。
販売職では、レジでの金額確認や在庫数の確認、商品の発注など、正確さが求められる業務があります。
こうした経験で身につけた、情報を正確に確認し、ミスを防ぎながら対応する力は、営業事務でも活かせるでしょう。
相手の意図をくみ取る力
営業担当者から依頼を受けたり、取引先からの問い合わせに対応したりするなど、さまざまな人と関わる場面があります。
相手が何を求めているのかを考えながら、必要な対応を判断する力も重要です。
たとえば販売職では、お客様の希望や困っていることを聞き、予算や用途に合った商品を提案する場面があります。
こうした、相手の話を聞いて意図をくみ取り、必要な対応を考える力は、営業事務でも活かせます。
周囲と連携して仕事を進める力
営業担当者や社内の担当部署、取引先などと連携しながら業務を進めます。
そのため、分からないことを確認したり、必要な情報を共有したりすることも大切です。
販売職でも、お客様の要望をスタッフ間で共有したり、在庫や商品の状況を確認したり、周囲と協力しながら接客を進める場面があります。
こうした、相手の状況を確認し、必要な情報を伝えながら周囲と協力する力は、営業事務でも活かせるスキルです。
未経験から営業事務に挑戦してみませんか?
「事務経験がないけど、自分にできる仕事があるのかな?」
「パソコンスキルにあまり自信がない……」
そんな方も、まずは未経験OKの求人からチェックしてみましょう。
ウィルオブ・ワークでは、未経験から始められる営業事務の求人も取り扱っており、未経験からオフィスワークを始める方もいます。
また、オフィスワークの現場を知る担当者が、これまでの経験や希望を伺いながら、仕事内容や働き方について親身にご紹介します。
「どんな仕事が自分に合うか分からない」という方も、求人を見ながら担当者に相談できます。
まずは実際の求人を見て、仕事内容や働き方を確認してみましょう。
営業事務が「きつい・大変」といわれる理由
営業事務について調べていると、「きつい」「大変」といった声を見かけることがあります。
では、なぜ営業事務は「きつい・大変」といわれるのでしょうか。本章では、営業事務で大変だと感じやすい理由を具体的に紹介します。
複数の業務を同時に進めることがある
営業事務では、受発注をしながら電話に対応したり、営業担当者から別の依頼を受けたりすることがあります。
一つの仕事だけに集中するのではなく、複数の業務を並行して進める場面もあるでしょう。
そのため、状況に応じて業務の優先順位を考えながら対応することが必要です。
急な依頼や予定変更への対応が必要
「今日中に資料を作ってほしい」「納期を変更したい」など、急な依頼が入る場合もあります。
予定していた仕事を一度止めて、別の業務を優先しなければならないこともあります。
そのため、決められた仕事を自分のペースで進めたい人にとっては、大変に感じる可能性があります。
営業担当者と取引先の間に立って調整することがある
営業事務は、営業担当者と取引先の間に入って調整することがあります。
たとえば、取引先から納期について問い合わせを受け、社内の担当者に確認して回答するといった対応です。
相手の希望と社内の状況が合わない場合には、双方に確認を取りながら調整することもあります。
このように、営業事務はさまざまな業務を同時に進めたり、予定外の対応が発生したりするため、人によっては大変だと感じることがあります。
ただし、業務内容や忙しさは職場によって異なります。求人を探す際は、どのような業務が中心なのか、残業や勤務時間はどうなっているのかなどを確認し、自分に合った働き方ができる職場を選ぶことが大切です。
営業事務で働くメリット
「営業事務に興味はあるけれど、どんなメリットがあるの?」と気になる方もいるのではないでしょうか。
営業事務には、働き方の選択肢や仕事のやりがい、今後のキャリアにつながる経験など、さまざまな魅力があります。
本章では、営業事務で働く主なメリットを紹介します。
土日休みなど、規則的な働き方をしやすい
営業事務には、企業の営業時間に合わせた勤務時間や、土日祝休み、固定勤務などの求人があります。
勤務時間や休日がある程度決まっていることで、生活リズムを整えやすく、仕事とプライベートの予定も立てやすくなるでしょう。
ただし、勤務時間や休日は勤務先によって異なります。求人を探す際は、休日や勤務時間、残業の有無などを確認し、自分が希望する働き方に合っているかチェックしましょう。
自分の仕事が成果につながることを実感しやすい
営業事務は、営業担当者のサポートが中心となる仕事ですが、その仕事が営業活動の成果につながる場面もあります。
たとえば、必要な資料を準備したり、受発注を正確に処理したり、取引先からの問い合わせに対応したりすることで、営業担当者がスムーズに営業活動を進められます。
自分が担当した仕事が営業担当者の活動を支え、結果として契約や売上につながることもあります。
自分の仕事が誰かの役に立ち、会社の成果につながっていることを実感しやすい点は、営業事務の魅力の一つです。
将来の仕事にも活かせる経験を積める
営業事務では、PCスキルだけでなく、書類作成やデータ管理、受発注、スケジュール調整、社内外とのコミュニケーションなど、さまざまな業務経験を積むことができます。
これらの経験は営業事務だけでなく、一般事務や総務など、幅広い事務職でも活かしやすいスキルです。
営業事務として経験を積むことで、将来の仕事の選択肢を広げることにもつながるでしょう。
ライフスタイルに合わせた働き方を選べる求人もある
営業事務の求人には、残業少なめや時短勤務など、ライフスタイルに合わせて働ける条件のものもあります。
また、求人によっては、時短勤務などライフスタイルに合わせた働き方ができる場合もあります。
仕事とプライベートの時間を大切にしたい人や、将来の生活の変化も考えて仕事を選びたい人は、勤務時間や休日、残業、利用できる制度などを確認してみるとよいでしょう。
営業事務の年収・月収・時給について
営業事務の給与は、勤務地や経験、雇用形態、仕事内容などによって異なります。
求人ボックスの「給料ナビ」によると、営業事務の給与の目安は以下のとおりです。

出典:求人ボックス(給与ナビ)営業事務の仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)
※2026年9月時点
営業事務は未経験から応募できる求人もある一方、受発注や納期管理、営業担当者のサポートなどの経験や、基本的なパソコンスキルを求められる求人では、より高い給与条件が設定されている場合があります。
勤務地や雇用形態、経験によっても給与水準が異なるため、求人を選ぶ際は、自分の経験や希望条件に合った求人を比較することが大切です。
では、実際にウィルオブ・ワークでは、営業事務の求人がどのくらいの給与条件で募集されているのでしょうか。2026年9月時点の求人をもとに、以下に紹介します。
| 区分 | 正社員 | 派遣社員(未経験OK) | 派遣社員(経験者) |
| 時給・月給 | 平均25.8万円 | 平均1,468円 | 平均1.623円 |
| 月収目安 | – | 約24.7万円 | 約27.3万円 |
| 年収目安 | 約361.2万 | 約295.9万円 | 約327.2万円 |
※派遣の月収は「時給×8時間×21日」、年収は「時給×8時間×21日×12か月」で算出。※正社員の年収は、賞与2か月分を含め「月給×14か月」で算出。
このように、営業事務の給与は、経験やスキル、雇用形態などによって差があります。未経験の場合は、給与だけでなく、応募条件や仕事内容もあわせて確認するとよいでしょう。
営業事務に向いている人
「営業事務の仕事内容は分かったけれど、自分に向いているのかな?」と気になる方もいるでしょう。
本章では、営業事務に向いている人の特徴を紹介します。
人と関わりながら仕事がしたい人
営業事務は、営業担当者や取引先など、さまざまな人と関わりながら仕事を進めます。
そのため、接客や販売など、これまで人と関わる仕事で身につけたコミュニケーション力を活かせる場面もあります。
また、販売職のように立ち仕事が中心の働き方から変えたい人にとっても、営業事務は選択肢の一つです。デスクワークを中心に、人と関わる仕事がしたい人に向いているでしょう。
ルーティンワークだけでは物足りない人
営業事務では、データ入力や書類作成などの定型業務だけでなく、受発注や納期の確認、営業担当者からの依頼への対応など、さまざまな業務を行います。
そのため、決められた作業を繰り返すだけでなく、状況に応じて対応する仕事にも取り組みたい人に向いています。
安定した働き方をしながら、仕事の幅を広げたい人
営業事務では、書類作成やデータ入力、受発注、スケジュール管理など、幅広い業務を経験できます。
さまざまな事務スキルを身につけながら、できる仕事を増やしていきたい人にも向いています。
仕事とプライベートを両立したい人
営業事務には、土日休みや残業少なめなど、生活のリズムを整えやすい求人があります。
仕事とプライベートの時間を大切にしながら、無理のない働き方を続けたい人にとって、営業事務は選択肢の一つです。
営業事務が合わないと感じる可能性がある人
営業事務は、周囲をサポートしながらさまざまな業務に関われる一方で、営業担当者や取引先からの依頼に応じて、予定を変更したり優先順位を考えたりする場面もあります。
そのため、決められた業務だけを自分のペースで進めたい人や、予定外の対応をできるだけ避けたい人は、仕事に難しさを感じる可能性があります。
ただし、業務内容や忙しさは職場によって異なります。求人情報を確認し、自分に合った働き方ができる職場を選ぶことが大切です。
まとめ
営業事務が気になっているものの、未経験であることやパソコンスキルなどに不安を感じて、応募を迷っている人もいるかもしれません。
営業事務は、未経験から始められる求人もあり、基本的なパソコン操作から仕事を覚えていける場合もあります。最初からすべての業務を一人でできる必要はないため、「未経験だから」と決めつけず、自分に合う求人を探してみましょう。
まずは求人情報を見ながら、仕事内容や勤務条件、未経験OKかどうかなど、自分が気になるポイントを確認してみましょう。
「自分にもできそう」と思える求人が見つかったら、そこから一歩踏み出してみるのも一つの方法です。
自分に合った営業事務の求人を探してみませんか?
営業事務の仕事内容や働き方を知って、「自分も挑戦してみたい」と思った方は、実際の求人を見てみましょう。
ウィルオブ・ワークでは、未経験OKの営業事務求人をはじめ、土日祝休みや残業少なめなど、さまざまな条件の求人を取り扱っています。
求人を見て「自分に合う仕事か分からない」「仕事内容について詳しく知りたい」と感じた場合は、オフィスワークの現場を知る担当者に相談することもできます。
応募するかまだ決めていない方も、相談だけでOKです。
まずは気になる求人をチェックしてみてください。
営業事務に関するよくある質問
営業事務と一般事務の違いは?
営業事務は、営業部門のサポートを中心に行う事務職です。
受発注や納期管理、営業担当者のサポートなど、営業活動に関連する業務を担当することが多い点が特徴です。
一方、一般事務は、書類作成やデータ入力、電話対応など、社内のさまざまな事務作業を担当します。
営業事務に資格は必要?
営業事務として働くために、必ず取得しなければならない資格はありません。
一方で、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)や日商PC検定などの資格があると、ExcelやWordなどのパソコンスキルをアピールする材料になります。
資格は必須ではありませんが、スキルをアピールしたい場合は、取得を検討してみるのもよいでしょう。
営業事務にノルマはある?
営業事務は、基本的に営業職のような売上ノルマを担当する仕事ではありません。
受発注や資料作成など、営業のサポートをする仕事です。ただし、求人によって担当する業務の範囲は異なるため、電話での顧客対応などを含む場合もあります。
応募前に、具体的にどのような業務を担当するのかを確認しておくと安心です。
Writer編集者情報
-
コネワク編集部
WILLOF(ウィルオブ) コネワク編集部です。
当メディアは、コンタクトセンターやオフィスワークで「自分に合った働き方を見つけたい」「スキルを活かしてキャリアアップしたい」と考える方を応援する情報サイトです。
編集部は、コンタクトセンター・オフィスワーク業界に15年以上携わってきたメンバー2名で構成されています。カスタマーサポート現場での勤務経験や、求職者を支援してきたキャリアアドバイザーとしての実績をもとに、リアルで信頼できる情報をお届けします。

