一般事務と営業事務の違いは?仕事内容・給与・向いている人を解説
2026/07/09
- 仕事内容・職種研究
販売職や接客業から派遣で事務職にチャレンジしたいと考える方の中には、一般事務と営業事務のどちらを選ぶべきか迷う方も少なくありません。
求人を見比べても仕事内容が似ているものが多く、「一般事務と営業事務は何が違うの?」と疑問に感じる方もいるでしょう。
また、派遣求人では営業事務の時給が高めの傾向もあり、魅力を感じる一方で、「きつい」「やめとけ」といった口コミを見て、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、一般事務と営業事務の違いを仕事内容・求められるスキル・給与・働き方の4つの視点から比較します。
さらに、「営業事務はきつい」と言われる理由や未経験から働くメリット、それぞれの職種に向いている人の特徴も解説します。
一般事務と営業事務の違いを仕事内容・給与・働き方で比較
一般事務と営業事務は似た仕事に見えますが、実際には仕事内容や働き方などに違いがあります。
本章では、それぞれの違いを仕事内容・求められるスキル・給与・働き方の4つの視点から解説します。
一般事務と営業事務の仕事内容の違い
一般事務と営業事務の最も大きな違いは、誰の業務をサポートする仕事なのかという点です。
一般事務は、特定の部署や会社全体の業務が円滑に進むよう支える役割を担います。
一方、営業事務は営業担当が営業活動に専念できるようサポートする仕事です。それぞれの仕事内容をくわしく見ていきましょう。
一般事務
一般事務は、総務部や人事部、経理部など特定の部署に所属し、社内の業務がスムーズに進むよう支える仕事です。部署によっては、複数の部署を横断してサポートすることもあります。
営業事務と比べると、データ入力や書類作成などの定型業務が多く、コツコツと正確に作業を進める場面が多いことが特徴です。
主な仕事内容は次のとおりです。
- データ入力
- 書類作成・ファイリング
- 電話・メール対応
- 来客対応
- 備品管理
- 郵便物の発送・仕分け
営業事務
営業事務は、営業担当が営業活動に集中できるよう、見積書の作成や受発注業務、顧客対応などを行い、営業活動をサポートする仕事です。
一般事務に比べると、社内外とコミュニケーションをとることが多く、優先順位を変えながら業務を進める場面が多いことが特徴です。
主な仕事内容は次のとおりです。
- 見積書・契約書・請求書の作成
- 受発注業務
- 納期の確認・調整
- 在庫管理
- 電話・メール対応・営業資料の作成
一般事務と営業事務に求められるスキルの違い
仕事内容に応じて、一般事務と営業事務で求められるスキルは異なります。
それぞれの職種で活かせるスキルを紹介します。
一般事務に求められるスキル
一般事務では、データ入力や書類作成など、正確さが求められる業務を担当することが多いため、一つひとつの作業を丁寧に進める力が大切です。
また、決められた業務を計画的に進められる人は、一般事務で活躍しやすいでしょう。
求められるスキルの例
- 正確に事務処理を行う力
- コツコツと丁寧に作業を進める力
- 周囲とスムーズにやり取りする力
営業事務に求められるスキル
営業事務では、営業担当や取引先とやり取りしながら仕事を進めます。
急な依頼や予定変更に対応する場面もあるため、状況に応じて優先順位を考えながら柔軟に対応できる人が活躍しやすいでしょう。
求められるスキルの例
- 相手の依頼を正しく理解する力
- 状況に応じて柔軟に対応する力
- 複数の業務に優先順位を付けながら進める力
一般事務と営業事務の給与の違い
求人ボックスの給料ナビによると、派遣社員の平均時給は営業事務が1,499円、一般事務が1,458円と、営業事務の方がやや高い傾向があります。
これは、営業事務では受発注業務や納期管理、営業担当や取引先とのやりとり・調整など、コミュニケーション能力や臨機応変な対応力が求められる場面が多いためと考えられます。
出典:求人ボックス「給料ナビ」(2026年6月時点の掲載求人データ)
一般事務と営業事務の働き方の違い
一般事務は、毎日の業務スケジュールが比較的決まっていることが多く、自分のペースで仕事を進めやすい傾向があります。
一方、営業事務は営業担当の予定や取引先からの依頼によって、その日の業務内容や優先順位が変わることがあります。
例えば、
「急ぎで見積書を作成してほしい」
「納期変更の連絡をお願いしたい」
「至急、在庫を確認してほしい」
といった依頼に対応する場面もあります。
そのため、営業事務は状況に応じて柔軟に対応しながら仕事を進めることが求められます。
また、求人の傾向にも違いがあります。
一般事務は、残業が少なく、勤務時間が比較的安定している求人が見られます。
一方、営業事務は営業担当を継続的にサポートする役割を担うため、繁忙期や月末・月初などには残業が発生する場合もあります。
残業時間は企業や業界によって異なるため、求人を見る際は勤務時間や残業時間もあわせて確認するとよいでしょう。
営業事務が「きつい」と言われる理由
営業事務は、「きつい」と言われることがあります。
本章では、「きつい」と言われる主な理由を紹介します。
仕事の優先順位を判断する場面があるため
営業事務では、予定していた業務の途中で急ぎの依頼が入ることも珍しくありません。
複数の業務が重なると、「どの仕事から対応すればよいのか」と判断に迷う場面もあります。そのため、慣れるまでは大変だと感じる人もいるでしょう。
ただし、経験を積むことで優先順位を判断する力が身につき、効率よく業務を進められるようになります。
周囲と調整しながら進める必要があるため
営業事務は、営業担当や取引先、社内の各部署など、多くの人と関わりながら仕事を進めます。
相手の状況に合わせて確認や調整が必要になるため、自分のペースだけで仕事を進めたい人は負担に感じることがあります。
一方で、人を支えることやチームで協力して仕事を進めることが好きな人には、やりがいを感じやすい仕事です。
業務の幅が広く、覚えることが多いため
営業事務は、企業や業界によって担当する業務が異なるため、最初は覚えることが多いと感じる場合があります。
受発注の流れや社内システム、商品知識などを身につけるまでは戸惑うこともありますが、一つずつ経験を積むことで対応できる業務の幅が広がります。
幅広いスキルを身につけられることは、営業事務ならではの魅力といえるでしょう。
未経験から営業事務で働くメリット
営業事務には大変だと感じる場面もありますが、その経験を通して得られるメリットも多くあります。
本章では、未経験から営業事務で働く主なメリットを紹介します。
幅広い事務スキルが身につく
営業事務では、見積書や請求書の作成、受発注業務、納期管理など、さまざまな事務業務を担当します。
また、営業担当や取引先とのやり取りを通して、調整力やコミュニケーション力も身につきます。
幅広い業務を経験できるため、事務職としてできる仕事の幅を広げやすいことも魅力です。
一般事務より時給が高めの求人も多い
営業事務は、一般事務よりも担当する業務の幅が広い傾向があります。
そのため、派遣では一般事務より時給が高い求人も多く見られます。
仕事内容だけでなく、時給や勤務条件も比較しながら、自分に合った求人を選ぶことが大切です。
変化のある仕事でやりがいを感じやすい
営業事務は、毎日同じ作業を繰り返すだけではなく、営業担当や取引先の状況に応じて柔軟に対応する場面があります。
状況に応じて業務を進めることが多いため、日々変化のある環境で働けることも営業事務の魅力です。
さまざまな業務に携わることで、仕事にやりがいを感じられるでしょう。
一般事務・営業事務それぞれに向いている人
一般事務と営業事務の違いが分かったら、次は自分に合っているのはどちらかを考えてみましょう。
本章では、それぞれの職種に向いている人の特徴を紹介します。
一般事務が向いている人
コツコツと正確に作業を進めることが得意な人
一般事務では、データ入力や書類作成など、正確さが求められる業務が多くあります。
ミスなく丁寧に作業を進めることが得意な人に向いています。
決まった流れで仕事を進めたい人
一般事務は比較的ルーティンワークが多く、毎日の業務スケジュールも安定している傾向があります。
変化よりも、計画的に仕事を進めたい人に向いています。
ライフスタイルに合わせた働き方を希望する人
一般事務は、営業事務と比べて勤務時間や勤務形態が比較的多い傾向があります。
そのため、ライフスタイルに合わせた働き方を重視したい人にとっては、自分に合った求人を見つけやすいでしょう。
営業事務が向いている人
人をサポートすることにやりがいを感じる人
営業事務は、営業担当が営業活動に集中できるよう事務面から支える仕事です。
自分が前に出るよりも、周囲を支えることにやりがいを感じる人に向いています。
周囲の状況を見ながら行動できる人
営業担当や取引先から急な依頼を受けることもあるため、優先順位を考えながら仕事を進められる人は活躍しやすいでしょう。
社内外の人とコミュニケーションを取りながら働きたい人
営業事務は、営業担当や取引先、社内の各部署とのやり取りが日常的に発生します。
相手に合わせたコミュニケーションや調整を行いながら仕事を進めたい人に向いているでしょう。
どちらが自分に合っているか判断に迷う場合は、「どのような仕事内容なら長く続けられそうか」「どのような働き方をしたいか」を基準に考えてみると、自分に合った職種を選びやすくなります。
それでも決めきれない場合は、派遣会社を活用するのも一つの方法です。 ウィルオブ・ワークでは、オフィスワーク専任のカウンセラーが一人ひとりの希望や経験に合わせて、仕事探しをサポートしています。
まとめ
一般事務と営業事務は、担当する業務や求められるスキル、働き方に違いがあります。
一般事務は、データ入力や書類作成などを通して会社や各部署を支える仕事です。正確にコツコツ進める力が活かせます。
一方、営業事務は、営業担当をサポートする仕事で、社内外とのやり取りや状況に応じた対応力が求められます。その分、調整力やコミュニケーション力など、幅広い事務スキルを身につけられる点が特徴です。
また、販売職や接客業で培った対人対応の経験を活かせる場面も多く、未経験から事務職を目指す方にも挑戦しやすい職種の一つです。
大切なのは、それぞれの仕事内容や特徴を理解し、自分に合った働き方や職種を選ぶことです。
この記事を参考に、一般事務と営業事務の違いを比較しながら、自分に合う事務職を見つけてみてください。
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よくある質問
一般事務と営業事務の違いについて、よくある疑問を紹介します。未経験から事務職を目指す方が気になるポイントを中心に解説します。
未経験でも営業事務で働くことはできますか?
未経験からでも営業事務として働くことは可能です。
営業事務では、専門的な事務スキルだけでなく、営業担当や取引先とのやり取り、状況に応じた対応力も求められます。
そのため、販売や接客で培ったコミュニケーション力や、お客様対応で身につけた気配り・対応力を活かせる場面も多くあります。
実際、未経験歓迎の求人も多く、事務職が初めての方でも挑戦しやすい職種です。
一般事務より営業事務の方が大変ですか?
営業事務は、一般事務と比べて営業担当や取引先とのやり取りが多く、急な依頼やスケジュール変更に対応する場面があるため、大変だと感じる人もいます。
一方で、さまざまな人と関わりながら仕事を進められることや、営業担当や取引先と連携しながら仕事を進められることは、営業事務ならではの魅力です。
大変さの感じ方は、仕事内容だけでなく、自分が希望する働き方や仕事の進め方によっても変わります。人と関わりながら柔軟に対応する仕事が好きな方には、やりがいを感じやすい職種です。
営業事務に向いていない人の特徴はありますか?
営業事務は、営業担当や取引先など、さまざまな人と連携しながら進める仕事です。そのため、人とのコミュニケーションをなるべく避けたい方や、急な依頼や予定変更への対応が苦手な方は、負担を感じる場合があります。
また、複数の業務を同時に進める場面もあるため、一つの作業に集中して自分のペースで進めたい方は、大変だと感じることもあるでしょう。
一般事務から営業事務へ転職できますか?
一般事務から営業事務へ転職することは十分可能です。
一般事務で身につけた書類作成やデータ入力、電話・メール対応などの経験は、営業事務でも活かせます。
さらに営業事務では、営業担当のサポートや顧客対応などの経験を積めるため、より幅広い事務スキルを身につけたい方にもおすすめです。
Writer編集者情報
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コネワク編集部
WILLOF(ウィルオブ) コネワク編集部です。
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