大阪・関西万博レポート│安否確認サービス「NAVER CareCall (ネイバーケアコール)」を視察
2025/08/05

2025年4月から10月にかけて、大阪・夢洲で開催されている「大阪・関西万博」は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、世界中から注目を集めています。最新テクノロジーや持続可能な社会の実現に向けた多彩な展示が並ぶ中、私たちは現地を訪問し、コンタクトセンターに関連する注目の展示——NAVER Cloudによる安否確認サービス「NAVER CareCall (ネイバーケアコール)」を視察しました。
会場で撮影した写真もあわせてご紹介しますので、ぜひ休憩時間などに気軽にお楽しみください。
【訪問日:2025年7月10日】
EXPO 2025 大阪・関西万博とは

開催目的とテーマ
2025年の大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、世界が協力して未来の課題解決を目指す国際博覧会です。健康、医療、環境、デジタルなど多様な分野の最新技術やアイデアを共有し、人類の持続可能な発展に貢献することを目的としています。技術展示にとどまらず、社会課題への提案や実証の場としての役割も担っています。
開催概要と基本情報
大阪・関西万博は、2025年4月13日から10月13日まで、大阪市此花区・夢洲で開催されています。会期は184日間に及び、150以上の国と地域が参加。会場内には、各国のパビリオン、企業展示、テーマ館が設けられ、来場者が未来の社会像や技術革新を体験できる構成となっています。会場アクセスや都市インフラ整備も進められ、大阪湾エリアの再開発の一環としても位置づけられています。

人気のパビリオン「フランス館」外観
この日は平日&猛暑にも関わらず、多くの来場者で賑わっていました。
NAVER Cloudの安否確認サービス「NAVER CareCall (ネイバーケアコール)」を視察
大阪・関西万博では、各企業の展示ブースも数多く用意されていました。今回、2025年7月9日(水)から11日(金)の3日間、大阪・関西万博にて開催された、体験型展示『NAVER AI FESTIVAL:テクノロジーで繋がる未来』を視察してきました。その中でも注目したのが、独居高齢者の安否確認サービス「NAVER CareCall (ネイバーケアコール)」です。
NAVER CareCall (ネイバーケアコール)とは?

参照元:AIを活用した高齢者の見守り電話サービス│NAVER Cloud Japan 株式会社
NAVER CareCallは、NAVER Cloudが開発したAI音声通話による安否確認サービスです。災害時や緊急時に、高齢者や一人暮らしの住民などに対して自動で電話をかけ、音声による問いかけを通じて安否を確認します。それだけでなく、会話内容から健康状態を分析し、独自のウェブ管理ツールを通じてケアが必要な方を素早く特定します。
AIによる自然な会話形式や、多言語対応も特徴のひとつで、韓国国内ではすでに多くの公共機関で導入実績があります。
【参考記事:https://www.korit.jp/news/healthcare/unicornfactory-emocog-seniorcare-navercloud-clovacare-250516/】
また日本国内においても、島根県出雲市でNAVER CareCallの実証実験が開始されました。島根県は日本国内でも特に少子高齢化が進んでおり、医療や介護サービスの充実が課題となっています。安否確認のみならず、NAVER CareCallからの定期的な連絡により、出雲市の高齢者の孤独感解消につながるサービスとなっています。
【参考記事:https://www.korit.jp/news/ai/platum-clova-ai-carecall-izumo-navercloud-expo2025-250624/】
NAVER CareCall(ネイバーケアコール)体験レポート
実際にNAVER CareCallを体験できるブースに伺いました。

大阪・関西万博フェスティバルステーションで開催されたNAVER館の様子

案内役のゆめちゃんとおばあちゃんによるストーリー仕立てのパフォーマンスで、
会場内を盛り上げてくれました。
AI音声通話のデモを受け、実際の確認プロセスを模擬体験できる内容となっています。まれに、こちらからの発言に対して「考え中」と時差が生じる時もありますが、流暢な日本語で自然にAIと対話できました。
NAVER Cloudの担当者によると、出雲市の独居高齢者の中には、NAVER CareCallからの電話を待ちわびている人もいらっしゃるそうです。

通話中の様子
こちらからの質問に対しても、スムーズに回答してくれました。
EXPO 2025 大阪・関西万博のまとめ
本稿は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとした大阪・関西万博視察のレポートをお届けしました。
大阪・関西万博では、未来社会の課題解決に向けた多様な取り組みが紹介されており、AIやIoTといった先端技術が社会実装に近づいていることを実感しました。
なかでもNAVER Cloudの「NAVER CareCall」は、独居高齢者の見守りという現実的な社会課題に対し、温かみのあるアプローチで解決を図る先進的なサービスでした。
今後もこのような技術がさらに広がり、すべての人が安心して暮らせる社会の実現につながることを期待したいと思います。

おまけ:GUNDAM NEXT FUTURE PAVILIONの外観(ガンダムファンの方にはたまらないですね)
掲載している写真は、すべて筆者が撮影したものです。パビリオン外観およびNAVER館にて撮影した写真については、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会およびNAVER Cloud社より掲載許可を得ております。
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