【最新版】コールセンター委託会社比較11選|費用体系やメリットを徹底解説
2025/07/17
- BCP対策
- アウトソーシング
- コスト削減
- 人材採用
- 品質向上
- 定着率向上
- 業務効率化

企業が持続的に成長するためには、コア業務に集中しながら顧客サポートの質を高めることが欠かせません。多くの企業はこの課題を解決するために、コールセンター業務を専門の委託会社にアウトソーシングしています。
本稿では、コールセンター業務を委託するメリットやと信頼できる委託会社をご紹介します。あわせて、事前に確認しておくべき委託する際の留意点と、アウトソーサー選定ポイント、委託する際の必要なステップを網羅的に解説しています。
▼このようなお悩みを抱える方におすすめの記事です▼
・人材採用・育成が難しく、常に人手不足で困っている
・コールセンターの品質向上が課題だが、コア業務も忙しく手が付けられない
・災害時のリスク分散としてBCP対策をしておきたい
・コールセンターを業務委託する際のアウトソーサーの選定ポイントを知りたい
・情報がたくさんあるので実績のある委託会社を一覧で見たい
現場の“リソース不足”でお困りのご担当者さまへ
限られた人員での運営に限界を感じていませんか?
「採用してもすぐ辞めてしまう」「教育や応対品質の維持に手が回らない」——
そんな運営課題をお持ちの方へ、BPOサービスの実績豊富なウィルオブ・ワークが最適な委託プランをご提案します。
コールセンターに特化したノウハウで、業務効率化・品質向上・定着支援まで一貫サポート。
まずは、サービス資料から詳細をご確認ください。
コールセンターの業務委託とは
コールセンターの業務委託とは
コールセンターの業務委託とは、コールセンター業務を外部の専門会社にアウトソーシングすることを指します。設備や機材、オペレーターなどのリソースが整った委託先に運営を任せることで、立ち上げや運営にかかる時間やコストを大幅に削減することが可能です。
また、業務を委託することで自社の社員はコア業務に専念できるようになり、業務効率の向上にもつながります。こうした背景から、業務委託を経営戦略の一環として導入する企業が増えています。
委託できるコールセンター業務
委託できる業務内容は、主にインバウンドとアウトバウンドの2種類があります。具体的な業務内容を見ていきましょう。
インバウンド業務(受電業務)
インバウンド業務(受電)は、顧客からのからの電話や問い合わせに企業が対応する業務のことです。
注文受付や問い合わせ対応、サポート窓口、クレーム対応など、目的や内容によってさまざまな種類があります。
インバウンド業務一覧 |
|
カスタマーサポート | 商品やサービスに関する疑問の解消、クレーム対応、登録情報の変更や更新の手続きなど |
テクニカルサポート | ITや情報システムなどの技術的な質問に関する問い合わせ対応、PCや携帯電話などの操作案内、不具合に関する問い合わせ対応などを行う業務 |
インバウンドセールス | 商品やサービスへの関心や購入意欲が高い顧客に対してアップセル ・EC業務:通販の注文受付け、商品の在庫確認、料金や発送の手順のご案内、返品交換の対応、商品に関するクレーム対応など |
EC業務 | 通販の注文受付け、商品の在庫確認、料金や発送の手順のご案内、返品交換の対応、商品に関するクレーム対応など |
予約受付業務 | 宿泊施設や病院の診察など、顧客からの予約や問い合わせの受け付け、質疑応答、および後処理など 近年は、電話のみならずオンライン予約の対応も増えてきている |
▼関連記事はこちら
「コールセンターインバウンドとは│受信業務の内容と現場の問題・解決策について解説」
アウトバウンド業務(発信業務)
アウトバウンド業務(発信)は、顧客に対して企業側から発信し、アプローチする業務のことです。
営業要素のあるもの、市場調査や督促業務、アップセルなど、業務内容は多岐に渡ります。
アウトバウンド業務一覧 |
|
営業電話 | 新規顧客獲得のための営業活動や、商品やサービスの利用をしてもらうための営業電話業務。顧客単価を向上させる目的のアップセルや、関連商品を提案するクロスセルも営業活動に含まれる |
アポイント設定業務 | 見込み客に対して電話をして商談アポイントの獲得をする業務 |
市場調査 | 商品やサービスに関する満足度および認知度に関する情報収集、市場に関するアンケートやフィードバックを収集するための発信業務 |
督促業務 | 未払いの請求書に対して支払いを催促するために行う発信業務 |
キャンペーンやイベント案内業務 | 顧客に対して最新情報やキャンペーン情報を提供し、商品やサービスの魅力を伝える業務。また、顧客からの申し込みや購入に対してお礼のお電話をかける業務 |
▼関連記事はこちら
「コールセンターのアウトバウンド│業務内容は?向いている人材・KPIについて解説」
コールセンターの委託化需要が高まっている理由
企業がコールセンター業務の委託を積極的に検討・導入する動きは年々強まっています。
需要が高まっている主な理由は、以下のとおりです。
- 企業間競争の激化とコスト削減ニーズ
- クラウドやAIを活用したシステムなどの技術進化
- グローバル展開による24時間対応の必要性
- 顧客の期待値向上(スピード・品質重視)
近年、多くの企業が市場競争の激化に直面しており、自社リソースをより戦略的な領域に集中させる必要性が高まっています。限られた人員や時間を最大限に活用するため、業務の効率化やコスト削減を目的に、外部委託の選択肢を検討する企業が増えています。
こうした動きを後押ししているのが、クラウドやAIなどの技術革新です。以前は内製でなければ難しかった品質管理や情報共有も、現在ではテクノロジーの進化により外部でも十分に対応可能となっています。
また、海外展開や全国対応などのニーズが高まる中で、24時間365日対応の体制を自社内で構築するのは容易ではありません。こうした要件にも柔軟に対応できるのが、コールセンター業務を専門とする委託先の強みです。
さらに、顧客側の期待値の変化も見逃せません。応対品質やスピードに対する要求が年々高まるなか、プロフェッショナルな委託先を活用することで、CS(顧客満足度)向上やCX(顧客体験)向上を図る企業が増えているのです。
コールセンター委託化のメリットと留意すべき点
この章では業務委託のメリットと、委託する際の注意点について解説します。
コールセンター委託化のメリット

コールセンター業務を外部委託することで、企業には次のようなメリットがあります。
- コスト削減
- 業務効率向上
- 応対品質向上
- BCP対策
コスト削減
コールセンターの運用を委託会社に依頼することで、設備費用や機材の導入費用、人件費、教育費など運用にかかるコストを抑えられるようになります。また、運用準備にかかる工数や時間の削減にも繋がります。
業務効率向上
社内の電話対応業務やコールセンター業務を外部委託することによって、今まで社員が割いていたノンコア業務にかかる時間を削減することができ、社員は本来の業務(コア業務)に集中することができます。その結果、社内の業務効率が向上し、会社の売り上げ利益の向上に繋がります。また、社内の生産性向上によって従業員満足度向上に寄与します。
応対品質向上
コールセンターの委託会社は電話対応のプロフェッショナルです。これまで蓄積してきた実績やノウハウを生かしてコールセンターの運用をすることにより、応対品質の向上を目指すことが可能です。なお、応対品質を向上した結果が、企業のブランドイメージや顧客満足度向上にも繋がります。
BCP対策
コールセンター業務を社外で運営することによって、災害が起きた時のリスク分散が可能になり、BCP対策になることもメリットです。近年、自然災害の頻発化の問題を背景に、センターの運営拠点や代行会社を複数利用し、リスクヘッジ対策をとる企業が増えています。
コールセンター業務を委託する際の留意点
コールセンター業務を委託することによるメリットはたくさんありますが、デメリットも理解しておく必要があります。この章では委託化により、起こりうるリスクについて解説します。
ノウハウの蓄積が困難であること
コールセンター業務をアウトソーサーへ委託すると、社内に情報や運営ノウハウが残せられなくなります。考えられるリスクとして、将来的に社内へコールセンター業務を戻すことになった際、情報やノウハウが無いことでスムーズな対応ができなくなる恐れがあります。アウトソーサーへノウハウや情報共有の連携依頼をするなど、初回で取り決めを行い対策をとりましょう。
情報漏洩のリスクがあること
コールセンター業務を委託すると、顧客情報や企業の機密情報をアウトソーサーへお渡しすることになるため、インハウス運営より外部に情報が流出する可能性が高まります。情報セキュリティ対策がしっかりされているか確認したり、運営方法を企業の中で運営を行う「インソース(オンサイト)」運営にしたりすることで、対策を講じることができます。
コールセンター業務を委託する際の費用
続いて、コールセンター業務を委託する際の費用についてみていきましょう。
費用形態は大きく分けて「月額固定型」と「従量課金型」の2パターンあります。
月額固定型
月額固定型とは、あらかじめ設定した件数に応じて毎月一定の費用が発生する費用形態です。
月額固定費用のメリットは、毎月の費用があらかじめ分かっているため、予算管理がしやすい点です。しかし、実際の通話量や問い合わせの数が予想を大きく下回った場合でも、同じ金額を支払う必要があります。また、1件あたりの費用が安いことが特徴ですが、コールオーバー(設定した件数を超えて対応したコール)した分の料金は、コールオーバー件数 × コールオーバー費用が定額料金に課金される仕組みになっています。
月額固定型の特徴 | |
費用相場 | 月額約10万円〜50万円 |
月額固定型に向いている企業 | ・予算が限られていている場合 ・月々の問い合わせ数が大きく変動せず安定している場合 ・長期的にカスタマーサポートをアウトソーシングしたい場合 |
従量課金型
従量課金型とは、対応した電話件数や処理件数に応じて費用が発生する費用形態です。
通話時間や処理した問い合わせの件数に基づいて費用が計算されます。従量課金型の最大の利点は、利用した分だけ支払うため、無駄がないことです。ピーク時には費用が増えますが、閑散期には費用を節約できる可能性があります。ただし、通話量や問い合わせの増加により、予想以上に高額な請求になるリスクもあるため注意しましょう。
従量課金型の特徴 | |
費用相場 | 約300円~700円 / 1件あたり |
従量課金型に向いている企業 |
・繁忙期・閑散期が明確で、問い合わせ件数の波が大きい企業 |
初期費用
初期費用とは、システム導入やセットアップ、オペレーターの研修やマニュアル作成にかかる費用です。「月額固定型」「従量課金型」どちらにも基本的に初期費用がかかり、数万円から数十万円の範囲で大きく変わることがあります。
例えば、小規模なビジネス向けには初期費用として5万円から10万円程度が見込まれる場合が多いですが、大規模なシステム導入やカスタマイズが必要な場合は、初期投資がより多くなる場合があるため、委託会社へ見積もり依頼をする際にあわせて確認しましょう。
▼コールセンター運営費用について詳しく解説している記事はこちら
「コールセンター運営費用について│自社運営と業務委託2パターンを解説!」
コールセンターに特化した委託会社11選
この章では、弊社を含めたコールセンター委託実績のある大手委託会社をご紹介します。
【PR】
ウィルオブ・ワークは、東証プライム上場企業グループで、コールセンター専門特化25年以上の実績がある委託会社です。コールセンターの人材派遣や人材紹介、業務委託で培ってきたノウハウで、顧客課題の解決に注力しながら最適なプランをカスタマイズ提供しています。地方4拠点にBPOセンターを構えており、100%自社雇用スタッフにて運営を行っています。高い応対品質と定着率、地方運営によるコスト削減が特徴です。
<ウィルオブ・ワークの特徴> |
富士通コミュニケーションサービスは1993年設立、29年の実績を誇る委託会社です。
企業の課題解決や利便性向上、顧客接点の最適化を図るためのICTやAIといった最先端のテクノロジーを導入しており、富士通グループの強みを活かした人とICTの融合による高品質なサービスを提供しています。カスタマーサポートやヘルプデスクなど、さまざまな業界での導入事例あり。
<富士通コミュニケーションサービスの特徴> |
アルティウスリンク株式会社は、株式会社KDDIエボルバとりらいあコミュニケーションズ株式会社が経営統合し、2023年9月1日に発足しました。両社とも、コールセンター運営実績が豊富で、専門スキルとノウハウを保有しています。
<アルティウスリンクの特徴> |
トランスコスモス株式会社はテレマーケティングでは国内最大手の委託会社です。17,000社以上の取引実績と、培われた顧客コミュニケーションノウハウをもとにしたセンター設計・構築・運用サービスの提供と、顧客企業の売上拡大、コスト最適化を強力に支援しています。
<トランスコスモス> |
株式会社TMJは東京に本社を置き、北海道から南は鹿児島まで主要都市にコールセンターを構えているSECOMのグループ会社です。
カスタマーサポート代行以外にも、販売促進のセールスアシストやテクニカルサポート業務、またボイスボットやチャットボットをはじめ、さまざまなチャネルにも対応可能。
フィリピンにも日本語コンタクトセンターを構えており、海外運営による大幅なコストダウンを実現します。
<TMJの特徴> ・顧客理解を深め人材を育成する「ソーシャルスタイル研修」「高齢者応対スキル研修」を実施 |
株式会社ビジネスアシストはコストパフォーマンスはそのまま、「電話代行」の利便性に加え スキルの高い「秘書サービスのクオリティ」をプラスした「電話秘書サービス」を提供している代行会社です。
東京に拠点を置き、8,000社の導入実績、8,000通りの電話応対と高いサービス品質を保ちながら運営しています。
フレンドリーな対応が求められるITベンチャー企業から、専門知識と信頼性が求められる弁護士事務所まで実績はさまざま。料金は基本プランをはじめ、専門業プランと士業プランに分かれています。
基本プランで 【1】ライト:月額20,000円 【2】スタンダード:月額30,000円 【3】ハイグレード:月額60,000円。オプションも選べる仕様となっています。
<ビジネスアシストの特徴> |
大規模コールセンター運営で培った35年以上の実績とノウハウ、多くの大手企業から信頼される応対品質、利用しやすい月額料金で提供しているのがベルシステム24です。延べ契約者数24,000社を超え、オペレーター数は25,000名(グループ全体)にのぼります。
<ベルシステム24の特徴> |
SCSKサービスウェアは、大手ITサービス企業「SCSK」のグループ企業であるBPO企業です。グループ会社であるSCSKが開発したデジタル技術を活用し、高度なコンタクトセンターを構築しています。また、テクニカルサポートやヘルプデスク等、ITサービスに強みを持っているのも特徴です。また、独自開発の「管理者育成プログラム」を持っており、要となる現場管理者を教育する体制が整っているのも強みです。
<SCSKサービスウェアの特徴> |
プレステージ・インターナショナルは、ロードアシスト事業を主軸事業としているBPO会社です。地方拠点を中心とした拠点展開を実施しており、低コストながら高品質なサービスを実現しています。また、コンタクトセンター、フィールド、ITの三位一体によるサービス提供を行なっており、ロードアシストのような現場との連携が必要な業務にも対応できる点が特徴です。
<プレステージ・インターナショナル> |
バディネットは東京・和歌山・福岡にコンタクトセンターを構える代行会社です。CTI/PBXといったコンタクトセンターの基本機能の導入支援も行っており、CRMや業務アプリケーションの設計開発からAPI連携などのカスタマイズといったシステムソリューションも提案しています。IT×コンタクトセンターの融合により企業ニーズの最適解を見出し、業務の効率化から事業価値の創出向上まで、強力にサポートしてくれる会社です。
<バディネットの特徴> |
33年の実績を誇る電話代行サービス株式会社は『依頼企業と依頼企業のお客様の顧客満足』と『情報保護管理』を最大のミッションとし、オペレーター教育に反映しています。
料金形態は大きく3つ【1】秘書代行:月額 7,000円の低価格から【2】夜間休日電話代行:月額 30,000円から【3】コールセンター代行:月額 25,000円から(その他プランあり)となります。
1か月間無料キャンペーンも実施しており、お気軽にサービスをお試しすることが可能です。
<電話代行サービスの特徴> |
コールセンターの委託を検討する際にやるべきこと(手順)
コールセンターの業務委託を進める際の手順についてみていきましょう。
- 目的の明確化
- 業務分析
- 予算を決める
- 委託会社選定
Step1:目的の明確化
まずは、なぜコールセンター業務の委託を導入するのか改めてしっかりと目的を明確化します。運営目的が明確でないと、自社の理想と委託会社が提案するプランにギャップが生じてしまいます。
また、目的を明確にしてから委託会社との打ち合わせを行うことで、スムーズにコールセンターの立ち上げ準備も進んでいきます。
Step2:業務分析
業務の棚卸を行い、業務を遂行するにあたって委託が適切か、内製が適切か判断しましょう。委託のメリットやデメリットを念頭に置いたうえで、委託すべき業務を整理していきます。業務分析をしないまま委託してしまうと、のちにプランの変更をするなどで追加料金がかさんでしまうリスクがあります。
Step3:予算を決める
業務分析を行い、委託する業務内容が明確になったら予算を決めます。運営にあたって必要な機能と予算を明確にすることで、予算内で費用対効果の高いプランを選択することができます。
Step4:委託会社選定
運営目的の明確化や業務分析を行ったら、いよいよ委託会社の選定を行っていきます。
次の章で、委託会社を選定するポイントについてご紹介します。
委託会社を選定するポイント6つ
コールセンターの委託会社を比較検討する際に、見るべきポイントを6つご紹介します。チェックする項目とその目的を理解した上で、ぜひ委託会社の選定に活用してみてください。
採用力
委託会社に採用力があるかどうかチェックしましょう。人材採用から業務プロセスを一貫してお任せすることになるため、必要業務に従事してもらう人材の確保はどのような施策をとっていて、どれぐらいの実績があるのか確認しましょう。
専門性と実績の確認
コールセンター業務を委託するとなると、人材採用からコールセンターの研修実施・スタッフの育成指導など、業務プロセスすべて任せることになります。コールセンターに関する知識が豊富な委託会社なのか、委託実績はどのようなものなのか確認をしましょう。
セキュリティ面の強さ
コールセンター業務を委託する際にチェックしておきたいのがセキュリティ対策です。多くの大手委託会社はPマークやISMS認証バッチを取得していたり、執務室に入る際は持ち込めるものを制限していたりとしっかり対策をとっているため、情報漏洩のリスクを過度に心配する必要はないです。
しかし、顧客情報や会社の機密情報なども委託会社に預けることになるため、安心と納得できる状態で委託できることがベストです。セキュリティ面では具体的にどのような対策を講じているのか、営業担当者に必ず確認しましょう。
営業担当者のコミュニケーション
業務委託すると委託会社の担当者との連携・やり取りが頻繁に行われるようになります。
やり取りがスムーズか、期日までに対応してくれるか、こちらの要望に対して最適な解決策や提案をしてくれるかなどは確認しておきたいポイントです。
費用とサービス内容のバランス
費用面については、委託会社から提示されるサービス内容に対して相応しい金額であるか確認する必要があります。
先に業務委託した場合の一般的な料金表をお見せしました。料金表はあくまで参考程度にしていただき、社内で「何を重要視するのか」決めたうえで、委託会社から見積もりを出してもらい比較検討するようにしましょう。現在、社内運営でかかっているコストを算出してから、見積もり依頼をすると比較しやすく判断しやすくなります。
BCP対策
BCP(Business Continuity Planning)とは「非常事態が発生した際に事業資産の被害を最小限に抑えつつ、事業を復旧・継続していくための計画や対策」(事業継続計画)のことです。
日本は自然災害の影響を受けやすい国です。近年、大型地震や豪雨などの水害により、大きな影響を受けています。またウィルスによる感染症拡大の被害も受けてきました。
こうした事態に備えて、BCP対策をすることは事業継続のために必要です。ぜひ委託会社の取り組みについて確認してみてください。
▼BCP関連記事はこちら
「コールセンター業務を守るBCP対策とは。必須の知識とステップについて解説」
コールセンター委託サービスのまとめ
今回は、コールセンター業務委託を検討されているご担当者様向けに、業務委託の基礎知識や委託会社を選定する際のポイントを解説し、弊社が厳選した大手委託会社をご紹介しました。
業務委託をする前に、メリットとデメリット、委託会社の選定ポイントについて理解を深めておきましょう。また、導入前には必ず、委託の目的を明確にしてから業務分析を行い、予算の決定と委託会社の選定と、ステップを踏んで行うようにしましょう。
この記事が業務委託を検討されているご担当者様のお役に立てれば幸いです。
ウィルオブ・ワークでは、コールセンター運営に関するご相談を随時承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
人手も時間も足りない…そのお悩み、解決できます
「人員が足りず、対応が追いつかない」「採用も育成も負担が大きい」
そんなリソース不足に悩む企業さまへ、
ウィルオブ・ワークでは地方拠点を活用した高品質なBPOサービスを提供しています。
直接雇用100%・高定着率の人材による安定運営で、運営負荷の軽減と品質改善を両立しています。
お悩みに合わせた柔軟なご提案も可能です。まずはお気軽にご相談ください!
よくあるご質問
コールセンターの委託費用の相場は?
委託費用は、主に「月額固定型」と「従量課金型」の2パターンがあります。
月額固定型:あらかじめ決めた対応件数までを定額で委託する契約形態。超過分は1件あたりのオーバー料金が加算されます。相場は月額10万円〜50万円程度で、業務内容や対応時間帯により変動します。
従量課金型:対応件数に応じて費用が発生するタイプ。1件あたり300円〜700円前後が目安ですが、対応の難易度や対応時間によって単価は上がることもあります。
コールセンター委託会社を選定する際のポイントを教えてください。
自社に合った委託先を選ぶためには、以下の7つのポイントを意識することが重要です。
- 採用力:必要な人員を安定的に確保できる体制があるか
- 専門性:業界特有の知識や対応経験があるか
- 実績の確認:過去の導入事例や取引企業数などの信頼性
- セキュリティ面:個人情報保護やISMSなどの管理体制が整っているか
- 営業担当者の対応力:柔軟に相談に乗ってくれるか、課題解決の提案力があるか
- 費用面:コストパフォーマンスが納得できる内容か
- BCP対策:災害や緊急時でもサービスを継続できる体制があるか
単なる価格比較だけでなく、「安心して任せられるパートナーかどうか」という視点で見極めることが成功の鍵です。
Related article関連記事
関連記事がありません。